
JR福山駅南口から徒歩3分の好立地に建つ藤本ビルディング1Fの映画館です。昔はピカデリーという名前でしたが現在では、シネマモードという名前に変わっています。こちらの映画館を運営しているのは、藤本興業から社名が変わった株式会社フューレック。こちらのシネマモード以外でも神辺にあるショッピングモールフジグラン神辺3Fにあるシネコン、エーガルエイトシネマズも運営されています。エーガルエイトシネマズは、商業施設の中にある事もあってか話題作品、有名作品が多い中、今回私が利用した福山駅前のシネマモードは単館系の映画館で、大手シネコンでは上映されないようなマニアックな映画やアニメを上映しています。福山に住んでいる方は、寂れた映画館というイメージもあるかもしれませんが、先述した通りマニアックな作品を多く上映しているので、コアなファンが多く、市外、県外からわざわざこのシネマモードに見たい作品を観に来るといったお客様も多いようです。特に、映画を見ながら大きな声で作品に出演しているキャラクターを応援する応援上映には驚きました。アニメ作品が主ではありますが、中四国エリアでこのシネマモードのみ上映の作品もある様で、その作品の上映時間になるとシネマモード前に50人以上の大行列ができています。推しキャラクターのテーマカラーに身を包んだ方が映画を見ながら全力で声を出し、応援する姿は、静かに観るイメージがある映画館のイメージとはかけ離れた、お客様みんなが一体感のある福山ではシネマモードでしか味わえない特別な快感です。その他にも激音上映という通常よりスピーカーやウーハーを増設した迫力ある上映や出張で学校やビルの屋上で上映する出張上映なども多く行っているそうです。また、作品に出演している芸能人の方や監督さんなどをお呼びしての試写会や噺家さんをお呼びしてのイベントなど数多くのイベントも行っており、頻繁にホームページを確認してイベントをチェックしています。こんな古き良き映画館で、有名作品に捉われない地域密着の作品、イベントを行っているシネマモードさんは絶対に無くなってほしくはない映画館です。