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映画用語集(か行)



映画に関する用語(か行)をご紹介します。

怪獣映画

怪獣映画(カイジュウエイガ)

日本独特の映画の1ジャンルで、実在しない巨大生物である怪獣が突然街に現れ、暴れ出し、人々がパニックを起こす、もしくはファンタジー要素が含まれたストーリー。アクション俳優などが着ぐるみを着る、ミニチュアを使うなどの特殊撮影(SFX、特撮)で非日常を表現している。代表的な怪獣はゴジラ、ラドン、モスラなど。ゴジラは水爆実験によって目を覚ました海底に潜む太古の怪獣、ラドンは翼竜(よくりゅう)プテラノドンが突然変異した怪獣、モスラは翼を広げると100mもある蛾(が)で鱗粉(りんぷん)を出して相手を混乱させる。1954年(昭和29年)に公開された「ゴジラ」シリーズの第1作は世界初の怪獣映画。また、ゴジラは『GODZILLA』として1998年(平成10年)にアメリカでリメイクされた。海外にも怪獣映画は存在し、イギリスの『怪獣ゴルゴ』(1961年・昭和36年)、ゴジラを意識して作られた韓国の『ヤンガリー』シリーズ(1968年〜・昭和43年)など。ヤンガリーは2000年(平成12年)にアメリカと合作で「怪獣大決戦ヤンガリー」(アメリカでのタイトルは『Reptilian(レプティリアン)』)が製作された。

カチンコ

映画の撮影時に使われる道具。上部は音の鳴る拍子木でできており、下部は撮影するショットの情報を記載するボードになっていることが多い。フィルムによるトーキー撮影には、必要不可欠な道具。日本では「カチンコ」と呼ばれるが、英語では「clapperboard」と言われるため、日本でも「ボールド」と呼ばれることもある。基本的な形や用途はどの国でも変わらないが、国によって書き方や形式などが少しずつ異なる。日本では長さ30センチ前後の蝶番式拍子木に、黒板やホワイトボードなどを付けたものが一般的。ボードには、シーンの番号、カット番号、テイク番号などが記される。「カチンコ」と呼ばれるようになったのは、拍子木を鳴らしたときの「カチン!」という音から由来する。

カット

映画における「カット」はいくつか意味がある。まずは、映画監督が撮影を止める際に言う言葉。その他、映画をはじめとした映像作品において、中断されることなく撮影されたショットを切ってつなげることを指す場合もある。さらに、そうした作品を構成する要素としての、最低単位としても使われる。また、フィルムがスタートしてからストップするまでの状態のことも指す。もとは英語の「shot」にあてはまる言葉として日本で生まれた和製造語。そのため意味としては「ショット」の意味に近い。アメリカと違い、日本ではカットとショットをあまり区別しない傾向にある。その他、日本で呼ばれる「カット割り」は、制作準備段階において、そのショットの構成や、絵コンテを作る際の作成段階のことを指す。

カットバック

カットバック(カットバック)

複数(主には2つ)のシーンを交互に入れ込む描写方法のこと。あるカットから別のカットへと飛び、また最初のカットに戻るような形に編集する。「カットバック」の定義については、使用者によって少しずつ異なる場合があるが、基本的には2つ以上のものごとが並立したり対立したりして互いに相乗効果を持つように演出された方法のことを指す場合が多い。カットを対立させることによって、心理的な表現が強調できるとされている。さらに1秒以下の短いカットを連続的に行なったり来たりする場合は「フラッシュバック」と呼ぶ。カットバックを効果的に使うことにより、演出上での気持ちの変化を表すことができるとされ、どんな形にせよ、よく使われる技法のひとつ。

活動写真

明治から大正時代における「映画」の呼称。「motion picture」の直訳語。「motion picture」は、幻灯機のことを指す。映画がアメリカから日本に伝わってきた1890年代後半から、1910年代まで用いられたとされる。「活動」と呼ばれたり、「自動幻画」「活動大写真」「自動写真」と呼ばれたりすることもあった。初期の活動写真は無声。つまり音声がなく、ところどころで字幕によるセリフが差し込まれていたことで、観客は内容を理解したとされる。さらに、スクリーンの脇には、「活動写真弁士」と呼ばれる人が駐在し、作品の説明などを担っていた。これが「映画」と呼ばれるようになったのは、昭和に入ってから。それまでは映画関連会社も「活動写真会社」と呼ばれていた。

活動弁士

活動写真弁士、略して「活弁、弁士」とも呼ばれていた。無声映画(サイレント映画)を上映中に、俳優の台詞や物語の状況など、巧みな語りで解説する職業。第一人者は上田布袋軒(うえだほていけん)。日本で初めて映画が上映されたのは1896年(明治29年)。初めて日本に輸入された映画を上映する装置、キネトスコープが、どんな仕組みになっているのかを説明し、また、そのころの映画のほとんどが短時間のフィルムで無声映画だったため、作品の魅力を引き出す方法として活動弁士が解説を加えた。そもそも日本には歌舞伎の出語り、浄瑠璃の太夫と三味線などの語り文化が根付いていたため、人々に自然に受け入れられ、のちに各映画館に常任するようになった。しかし、映画の技術が発達し、1930年代(昭和6年)に音声が入ったトーキー映画が普及されると、自然と活躍の場を失っていった。その中で、現在でも無声映画を上映する映画館が存在し、活動弁士が洗練された話芸を披露している。

カメオ出演

カメオ出演(カメオシュツエン)

俳優に限らず、歌手や政治家、スポーツ選手などが、特別ゲストとして極めて短い期間・時間だけ映画に出演することを「カメオ出演」と呼ぶ。映画に限らず、ドラマや舞台でも同じ用語が使用される。日本では、クレジットで「特別出演」「友情出演」などと記される。国外では、単に「Cameo」と呼ばれることも多い。起用される人は、そのほとんどが著名人。基本的には主役級ではなく、ほんの脇役ではあるが、大きな存在感を放つシーン・役割に配されることが多い。遠くから見ていても目立つ程だ、という意味合いから、装飾品の「カメオ」からそう呼ばれるようになったと言われる。また、英語の「Cameo」は、「山場」や「名場面」などの意味も持っている。

カメラマン

映画を撮る人のこと。「カメラマン」と一言で言っても、監督の指示通りに映像をただ撮るわけではなく、別名・撮影監督と呼ばれる程、重要な役割。その作品の映像における責任者とも言われ、撮影においての大切なポジション。脚本のイメージを理解し、具体的に映像化して撮ることがカメラマンの主な仕事で、撮影するポジションやアングル、画の構図だけでなく、カメラワークやカット割り、照明や美術の調整まで様々だ。基本的には、映画監督と話し合った上で撮影の構図などを決める場合が多い。また、日本と海外ではカメラマンのポジションが異なる。日本には照明のみを担当するチームがいるが、アメリカにはない場合が多いため、「撮影監督」と呼ばれる人が照明も担当する。そのため、カメラマンの仕事内容が日本とアメリカでは異なる。

カメラワーク

映画作品においての「カメラワーク」とは、映像を撮影するカメラの操作や撮影技術、映像表現技術などを指す場合が多い。カメラワークの基礎として、撮影する被写体に対するポジション(位置)、アングル(角度)、フレーム(被写体のサイズ)の3つが、カメラワークの3つの要素として挙げられる。カメラを動かす動作にもいくつか種類がある。被写体を明確に見せたり、視線を集中するための「ズームイン」、周りを見せたり緊張感をほぐす意味でも使われる「ズームアウト」、さらにシーンの切り替えを行なう「パン」、左右にカメラを動かしながら撮影する「トラック」など、様々な技法をその場面や状況などに合わせて使い分ける。的確で効果的なカメラワークは、物語の善し悪しや、迫力、感動を誘うためにも、とても重要視されている。

カルトムービー

カルトムービー(カルトムービー)

一部の熱狂的なファンや愛好者グループなどから支持される、比較的マイナーな映画のこと。特定のものに対する執着心や熱狂的な崇拝など、宗教現象にかかわる言葉「カルト」から使われ始めたものだと言われる。特定のジャンルやテーマ等による分類ではなく、その作品自体が観客(特定の客)にどのように受け止められているかという面で分類される。もちろん厳密な分類はできないが、「カルトムービー」と呼ばれる映画は数多く存在する。一般的には、狭い範囲、または一部のコアなファンによって支持されている作品となると、あまり成功していないケースが多い傾向にある。「カルトムービー」と呼ばれる他、「カルト映画」「カルトフィルム」とも呼ばれる。

観客動員数

映画界においての観客動員数は、その作品を観るために劇場へ足を運んだ人の、延べ人数のことを指す。すなわち、同じ人が2度映画を観た場合は2人とカウントされる。日本で公開された歴代の映画の中で、観客動員数が最も多かったのは2001年(平成13年)に公開された宮崎駿監督作品『千と千尋の神隠し』が約2,350万人。興行成績も304億円と堂々の1位。続いて1965年(昭和40年)公開の『東京オリンピック』が約1,950万人、1998年(平成10年)の『タイタニック』が約1,683万人、2001年(平成13年)の『ハリー・ポッターと賢者の石』が約1,620万人と続く。また、『映画ドラえもん』シリーズでは、2013年(平成25年)3月に累計観客動員数が1億人を突破。33年もの年月をかけ、シリーズ全34話の累計動員数で1億人を超えた映画は、国内初の快挙だった。

カンフー映画

中国拳法やカンフーを主体としたアクション映画のこと。「カンフー(功夫)」とは、中国武術の意味を持つ。そのカンフーを題材にした映画全般を「カンフー映画」と呼び、登場人物らが、自らの肉体を駆使し、格闘アクションを繰り広げる。それこそがカンフー映画の見どころであり、映画自体の目的でもあることが多い。1973年(昭和48年)に公開された、ブルース・リー主演作『燃えよドラゴン』により、世界的にカンフー映画ブームに。それまで一部の人にしか支持されていなかったカンフー映画が広く知れ渡り、支持されるようになった。これをきっかけに『燃えよドラゴン』以外にも「カンフー映画」と呼ばれるジャンルの作品が多く公開されるようになり、ジャッキー・チェーンやサモ・ハン・キンポー、ユンピョウなどが注目を集めた。

ガファー

ガファー(ガファー)

日本ではあまり使われないが、国外、特にハリウッドの照明技師(照明監督)のことを指す。「照明技師」とは、映画を制作するにあたり、照明の設計や、照明による表現などを総括して監督する技術士のこと。撮影時のイメージを具現化し、照明においての総監督を取る人のことを言う。映画製作の方法は国により様々で、日本では照明技師のことをあまり「ガファー」とは呼ばないが、アメリカでは、照明技師を撮影監督の下に置いて、「ガファー(gaffer)」や「チーフライティングテクニシャン」などと呼ぶ。ガファーとその助手が、撮影監督から直接指示を受けて、コードや照明の配置も行なうなど、照明だけに限らず撮影における比較的重要な役割を担うことが多い。

キネマ

キネマトグラフの略。映画や活動写真を意味する。1891年(明治24年)にトーマス・エジソンによって発明された初期映画映写機の「キネストコープ」や、発声式映画用映写機の「キネトグラフ」を語源として生まれた言葉であり、ギリシャ語のkinematos(動き)に由来するという。日本では、第二次世界大戦前までは映画のことを「活動写真」もしくは「活動」と呼んでいたが、大正時代には「キネマ」と言う言葉が用いられるようになり、映画関連の雑誌や社名などにも多く使われた。戦後にはワイドスクリーン映画のひとつ「シネマスコープ」が開発され、徐々に「キネマ」ではなく「シネマ」が一般的となっていく。他、「○○キネマ」というように劇場名としても用いられる。

キネマ旬報

世界で1番長く発行され続けている日本の映画雑誌。発刊元はキネマ旬報社。「キネ旬(きねじゅん)」の愛称で親しまれている。1919年(大正8年)7月に学生4人が外国映画の専門誌として月に3回発行したのがはじまり。戦時統制によって1940年(昭和15年)に休刊し、戦後に復刊。1950年(昭和25年)から月2回発行するスタイルとなった。現在は、日本映画も扱っている。映画情報はもちろん、グラビア、映画にかかわる人たちへのインタビュー、撮影現場の取材など、映画に関する記事を多岐にわたって掲載。中でもキネマ旬報が主催する映画賞「キネマ旬報ベスト・テン」は、日本映画ベスト・テン、外国映画ベスト・テン、日本映画の監督賞、脚本賞、主演女優賞、主演男優賞、新人女優賞などを評論家や文化人が選出。映画ファンや映画関係社に影響を与えている。

キノ・グラース

キノ・グラース(キノ・グラース)

「映画眼」、「カメラ・アイ」、「キノ・アイ」とも言う。ロシアの映画監督であるジガ・ヴェルトフによって提唱された映画論で、カメラを人間の眼の延長として捉えることで、人間の眼の限界を超えた、ありのままの世界を映し出すことができ、それが映画の目的であると考えた。その考えの集大成として撮影されたのが『カメラを持った男』(1929年・昭和4年)。日本では『これがロシヤだ」のタイトルで1932年(昭和7年)に公開された。あらゆる状況にカメラを持ち込んだヴェルトフは、超至近距離からの撮影、走る車、高い塔の上からのショット、隠しカメラで日常の真実に迫るなど、これまでなかったカメラのアングルや撮影の仕方に野心的に取り組んだ。編集技術で映像に新たに意味を加えるのではなく、撮影したそのままの瑞々しさ、映像が見せる真実、リアリズムを大切にした。この理論はフランスの映画監督にも影響を与え、ジャン=リュック・ゴダールらが1968年(昭和43年)にジガ・ヴェルトフ集団を結成。集団名で9作品を発表した。

脚色

小説など、原作が存在するものに手を加え、上映できるような形にすること。話のアレンジ。「脚色」の「脚」は根本という意味を持つ。もとの話にアレンジを加えたり色づけをしたりすることで、映画として上映できるレベルまで高め、変えていくことを一般的に「脚色」と言う。話自体に装飾をしていく場合も多い。脚本家が脚本を作り、別の脚本家や脚色家が手を加えていくことも「脚色」のひとつ。アメリカのアカデミー賞に存在する「脚色賞」は、原作のアレンジがいかにすばらしかったかを賞されるという意味。「脚本」と「脚色」が似ているため、混合されやすいが、「脚本」は脚本家が書き下ろす台本のことで、「脚色」は話に手を加えることを意味している。

脚本

「脚本」とは、劇や映画などの物語を演じるために、登場人物のセリフ、行動、そのシーンの状況などを具体的に書き記したもの。文学的表現や文章の美しさは求められず、分かりやすさが重要視される。主に「いつ・どこで・だれが」を示した「柱書き」と、登場人物が発する「セリフ」、さらに「ト書き」と呼ばれる、動作や照明、演出などの大まかな指示を記述するものの3つで構成された文章のことを指す。撮影現場などでは「本」と略されることもある。一般的には、演じる場所やその雰囲気や状況などを書き記したところに、行動やセリフが書き加えられている状態のものが多い。「脚本」と「脚色」が似ているため、混合されやすいが、「脚本」は脚本家が書き下ろす台本のことで、「脚色」は話に手を加えることを意味している。

キャスティング

キャスティング(キャスティング)

映画やテレビドラマ、芝居などで役を振り分けること。テレビドラマでは、俳優に出演交渉を依頼することが多いが、映画においてはオーディションで選ぶケースが中心となってくる。演技の技術だけではなく、その人自身が放つ魅力、存在感、未知の可能性、他の出演者とのバランスを考慮しながら、作品に最も適した配役をプロデュースする。基本はプロデューサーの仕事とされるが、監督自身がかかわったり、キャスティングプロデューサーという専門スタッフを立てたりすることもある。キャスティングプロデューサーは、ハリウッド映画界では俳優以上に力を持つ立場を築いているが、日本では発展途上の職種。脚本と同等に、作品の良し悪しや興行収入を左右する非常に大事な業務とされている。

ギミック

「ギミック」とは、本来「仕掛け」や「からくり」などの意味を持つ言葉。映画界では、トリック撮影・編集方法のことを指す。主に、SFXなどで用いられる方法で、そこにあるはずのないものが存在しているようにみせたり、逆にないとおかしいものを意図的に消したりして、実際の世界ではあり得ないような場面を作り出すことを呼ぶ。それ以外に、コケおどし的な映像のことを単純に指す場合もある。“ギミック映画の帝王”と呼ばれていた映画監督、ウィリアム・キャッスル氏は、そんなギミックを駆使した作品を多く残しただけでなく、映画館の中にも“ギミック=仕掛け”をしのばせたことでも知られる。彼の代表作には、映画館の中に放たれたモンスターや、スクリーンから飛び出してくる骸骨など、様々な仕掛けが施され、子供たちや若者からの人気を集めていた。

ギャング映画

ハリウッドで生まれた映画ジャンルのひとつ。1920年代から1930年代にかけてのアメリカ社会の暗黒街を舞台にした、それまでの犯罪映画とは一線を画す映画。禁酒法のもと、ギャングたちが酒の密輸や製造販売によって勢力を増したことが背景にある。ジョゼフ・フォン・スタンバーグ監督のサイレント映画『暗黒街』が、初めての本格的なギャング映画とされる。トーキー時代に突入し、ギャングの抗争が音で表現できるようになり、さらなる人気を集めた。そして、アル・カポネ、ジョン・デリンジャーなど、実在するギャングをモデルとした作品も生まれる。1932年(昭和7年)に禁酒法が撤回されると、ギャング映画の制作本数が減っていく。これは、ギャングをヒーロー化することに検閲がかかるようになり、アメリカ映画製作者配給者協会が自主規制を設けたことも一因とされている。

銀残し

銀残し(ギンノコシ)

フィルム現像の手法のひとつで、英語でブリーチバイパス【Bleach Bypass】と言う。現像作業でフィルムの発色部分の銀成分を除去する際、その一部やすべてを残しておく技術のこと。銀を残すことによってコントラストがとても強くなり、黒色がくっきりする。1960年(昭和35年)に公開された市川崑監督の『おとうと」で日本を代表するカメラマンの宮川一夫が初めて披露し、物語の舞台となっている大正時代の雰囲気を見事に表現した。以来、「銀残し」の技術は世界で広く用いられるようになった。海外では猟奇殺人を描いたアメリカ映画『セブン』(1995年・平成7年)、オーストラリアのサスペンス『女と女と井戸の中』(1997年・平成9年)、12年ぶりに帰郷する父親に戸惑う兄弟を描いたロシア映画『父、帰る』(2003年・平成15年)などがある。

クランクイン・クランクアップ

「クランク」とは、映画の撮影のことを指す。撮影開始を「クランクイン」、撮影終了を「クランクアップ」と呼ぶ。そもそも「クランク」とは、映画撮影の初期の頃に使われていた手回し式撮影機のハンドル部分のこと。ハンドル(クランク)を手で回してフィルムをスタートさせることから「クランクイン」という言葉が生まれたとされている。「クランクイン」「クランクアップ」のいずれも和製英語であり、英語圏ではクランクインのことを「start filming」、クランクアップのことを「finish filming」と言う。クランクアップの日には、主演俳優や監督に花束を渡す習慣がある。また、クランクアップしていなくても、個々の役者が自分の出番となる撮影シーンをすべて撮り終えることを「オールアップ」と呼ぶ。

クレイメーション

クレイアニメーションの略。日本では「クレイアニメ」と呼ばれることが多い。クレイ(粘土)を用いたストップモーション・アニメーションのひとつ。粘土を主な材料として作成した被写体を使い、1コマ撮影するごとに被写体を動かしたり手を加えたりして、時間をかけて撮影される。非常に手間がかかる作業だが、自由に形を変えたり、異なる色へ変化させたりできるため、多様な表現ができる。世界初のクレイメーションは、1953年(昭和28年)にアート・クローキーが制作した「ガンビー」と言われている。1974年(昭和49年)には、ウィル・ヴィントンとボブ・ガーディナー制作の「月曜休館(クローズド・マンディ)」がアカデミー賞を受賞し、クレイアニメーションの人気が一気に高まった。

クレジット

クレジット(クレジット)

クレジット、またはクレジットタイトル。キャスト、監督・撮影監督・美術監督などのスタッフ、制作にかかわった企業などの名前をリスト化したもの。映画本編の最初か最後、あるいは両方で表示され、それぞれ「オープニングクレジット」、「エンディングクレジット」と呼ばれる。作品の世界観を盛り込んだオープニングクレジットや、おまけ的な映像が用意されたエンドクレジットなど、単に名前の紹介だけではなく表現のひとつとして使われることもある。クレジットには「信用」という意があり、名前を表すことによって責任を明確にするという意味も込められている。キャストのクレジット順は制作側にとって繊細な問題で、配置によっては契約紛争にまで発展することがある。

クローズアップ

被写体、あるいはその一部を画面いっぱいに拡大して映し出す技法のひとつ。映画においては、「映画芸術の父」と称されるアメリカの監督、D.W.グリフィス(1875年〜1948年)がクローズアップの創案者だという説が最も有力。カメラを俳優(登場人物)に近づけ、顔をクローズアップで撮影し、編集によってその映像を挟み込む。そうすることで、観客に強烈な印象を残し、情感を盛り上げた。クローズアップに対して、遠景を撮影する「ロングショット」では周囲の状況を説明し、ミドルショットで注意を向けたいもの(登場人物など)を映し出す。そしてクローズアップで人物の表情を映し出すという一連の流れを駆使して、グリフィスは長編作品を生み出したという。

グランドホテル方式

あるひとつの場所を舞台に、たまたまそこに集まった人たちの人生模様を同時進行で描く手法。「群像劇(ぐんぞうげき)」、「群集劇(ぐんしゅうげき)」、「アンサンブル・プレイ」とも言う。語源は1932年公開のアメリカ映画『グランド・ホテル』から。ベルリンの超一流ホテルに落ち目のバレリーナ、倒産しかけの大企業の社長とその秘書、男爵と名乗る借金男、一生の思い出に宿泊をする老人といった客が、ある事件に巻き込まれる。同じホテルに居合わせた一人ひとりの様子を交錯しながら描き、まるでそれぞれの人生の縮図のようにみえるストーリー展開は、当時は斬新だった。代表作は、飛行機の機内でパニックが起きる『大空港』(1970年・昭和45年・アメリカ)、ニューヨーク・ハーレム地区の高級ナイトクラブを舞台にした『コットンクラブ』(1984年 ・昭和59年・ アメリカ)、三谷幸喜のコメディ『THE 有頂天ホテル』(2006年・平成18年・日本)などがある。

効果音

効果音(コウカオン)

演出の一環として作中に付け加える音のこと。足音、風の音、車のエンジン音、扉が閉まる音など、実際に存在する音を付け加えて臨場感を出したり、また、うれしさや恐怖感などをイメージする音を入れて心象を表現したりもする。制作方法は、生音を録音して当て込む場合と、シンセサイザーなどを使って作成する場合とがある。似たような音をアナログ的に作り出し「本物以上の本物らしさ」を表現することも多い。例えば、波の「ザザー」という音を、ザルに入れた大量のあずきで表現するというのは有名な話。他にも、ホースを振り回して作る風の音、発泡スチロールをきしませて作る動物の鳴き声、人の口で表現するプロペラ音など、工夫を凝らした音を加えて、映像に命を吹き込んでいる。

興行収入

「興行」とは、観客から入場料を徴収し、映画や演劇、音楽、スポーツなどの催しを開催すること。興行によって得られた収入のことを「興行収入」、略して「興収」とも言う。映画においては、観客が映画館に支払う入場料の合計が興行収入となる。映画館の運営者は、この興行収入の中から、配給会社に対して映画上映料金を支払い、残りの収入で経費や人件費を支払い運営する。興行収入に対し、配給会社の収入を「配給収入」と呼び、一昔前までは、映画の興行成績はこの配給収入で語られることが多かった。だが、2000年度から海外にあわせて興行収入に切り替えられた。これは、配給収入に比べて興行収入の方が実質観客動員数に近いなどの利点があるからとされている。

香盤表

全出演者の出番や役割などを各シーンに記した表のこと。順番、登場時刻、場面などを対比し、細かな時間単位で区切る。脚本を表に置き換えた設計図のようなもので、どのシーンでどの俳優が登場し、どの道具が必要なのか一目で分かるようになっており、映画製作スタッフにとって欠かせないもの。その名称は、香道に使われる盤「香盤」に由来している。「香盤」は、碁盤のような升目の中に線香を立てる穴が開いている。その見た目が、升目で区切られた表内の出演シーンに○を付けていく様子と似ていることから、「香盤表」と呼ばれるようになったとされる。香盤表の作成は、基本的にはチーフ助監督の仕事とされており、作品全体の流れを把握することにもつながっている。

コマ落とし

コマ落とし(コマオトシ)

「低速度撮影」とも言う。フィルムは、通常1秒につき24コマ(ビデオの場合は29.97コマ)で構成されているが、それよりもコマ数を落として、つまりはフィルムを低速度にして撮影する技法のこと。そのフィルムを標準速度で映写すると、通常よりも被写体の動きが速く見え、スピード感ある映像効果が得られる。カーチェイスや決闘など迫力あるシーン、または、ドタバタ喜劇などのコミカルな動きの演出に使われることが多い。チャップリンの作品に代表されるように、昔のサイレント時代の映画はこのような早回しの映像でお馴染みだが、これはコマ落としの技術を使ったのではなく、当時は1秒16コマでの撮影・上映だったため、現在の速度で上映すると早回しのような動きに見える。

コマ撮り

人形など静止している物体を少しずつ動かして1コマごとに撮影し、それを連続再生することで、動いているかのように見せるアニメーション技法のひとつ。「ストップモーション・アニメーション」とも言う。コマ撮りの技法を使って製作される映像は、クレイアニメ、人形アニメ、砂アニメ、切り絵アニメなど、用いる素材によって分類される。再生時間1秒に対して24コマの撮影が必要となるため、通常の映像撮影と比較して大変手間のかかる撮影方法とされている。近年では、CG(コンピュータグラフィックス)による映像加工が主力となり、長編映画における特殊撮影としての役割は減っている。それでもなお、コマ撮り特有の効果を狙って、根強く残っている。

コメディアン・コメディエンヌ

人を笑わせることを主目的とした作品=コメディ(喜劇)を演じる役者のこと。女性の場合は「コメディエンヌ」。もとは舞台で使用されていた言葉であったが、映画が発達し、舞台から映画に活躍の場を変える役者が登場。国際的に名の知れたコメディアンたちが誕生するようになった。滑稽な行動や言動などで楽しませる点においては道化師(クラウン)と同じだが、コメディアンの場合は派手な化粧や服装よりも言葉のユーモアに焦点を合わせることが多く、差別化されている。コメディの語源は、ギリシャ語のkomos(祝宴の行列)とoido(歌)の2語を重ねた「komoidiaコモイディア」と言う言葉に由来する。なお、コメディには、ドタバタ喜劇と称されるような身体的動作を伴う「スラップスティック・コメディ」、ストーリー性の強い「シチュエーション・コメディ」、その中でも恋愛をテーマにした「ロマンティック・コメディ(またはラブ・コメディ)」など、その分類は多岐にわたる。

コメディリリーフ

コメディリリーフ(コメディリリーフ)

または「コミックリリーフ」とも言う。悲劇などの深刻なストーリーや緊張感の続く場面の途中に現れるコミカルなシーン、または登場人物などのこと。観客の緊張を和らげるために挿入される他、悲劇をより引き立てる手法としてコメディリリーフが使われることもある。映画の中でのコメディリリーフとして知られているのは、「スター・ウォーズ」シリーズのジャー・ジャー・ピンクスやC3PO、「踊る大捜査線」のスリーアミーゴスなどがある。ドタバタした様子、とぼけた会話などで、シリアスな展開に息抜きを与えてくれる。ともすると「3枚目」と言うキャラクターとして位置づけられるが、ユーモアを武器にした大事な役回りである。

コンゲーム

コンフィデンスゲームの略。「コンフィデンス」とは、信用・信頼の意味を持つ。「コンゲーム」とは、標的とする人物を信用させて働く詐欺のこと。映画においては、詐欺や騙し合いをテーマにした痛快な犯罪サスペンスのひとつ。騙しのテクニック、二転三転するストーリーなどを醍醐味とし、テンポよく仕上げた作品が多い。コンゲーム映画の代表作として、ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが共演した「スティング」、ガイ・リッチー監督の「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」、集団詐欺を軽快に描いた「オーシャンズ11」、トム・クルーズ主演の「ミッション・インポッシブル」、ジョン・トラボルタ主演の「ソードフィッシュ」などが挙げられる。

コンティニュイティ

連続、継続の意を持ち、映画界においては撮影台本のことを指す。単に「コンテ」と呼ぶこともある。シナリオをもとにして、実際に撮影する撮影方法、カメラの位置、画面の構成、登場人物の台詞や動作などの細かい指示を詳細に記したもの。また、ショット(画面)とショットのつながりのことを指す場合もあり、このつながり(コンティニュイティ)がおかしくならないよう管理することも、映画作りにとって重要なことと言える。つながるショットが、数ヵ月以上離れて撮影されたとしても、背景や人物の髪型など細部が一致するようにデータを記録しておかねばならない。その責任を持つスクリプターは、全撮影に立ち会って、撮影状況を正確に記録する。

コンピュータグラフィックス

コンピュータグラフィックス(コンピュータグラフィックス)

略称は「CG」。コンピュータを用いて、画像や映像を作成・処理する技術のこと。また、その技術を用いて作成した画像・映像のこと。撮影セットを作らなくても、本物のようなリアルなシーンを表現したり、実現不可能な非現実的シーンを作り出したりすることが可能。1960年代には、簡単なCGシステムが作成されたという。1995年(平成7年)に公開された映画「トイ・ストーリー」は、劇場で公開された長編作品として、初のフル3DCGアニメーションとして注目を浴びた。以降、映画にCGを用いることはこういったアニメーション映画やSF映画などにおいては長時間の3DCG画像が必要とされるため、「レンダーファーム」と呼ばれる、数百台・数千台規模のレンダリングマシンを使ったシステムを用い、数ヵ月単位の動画像の作成が行なわれる。

合成

「合成」とは、2つ以上のものが結びついてひとつになること。また、2つ以上のものをひとつにすること。映画においては、2つ以上の映像をひとつにする技術全般のことを指す。古いところでは、2つのプロジェクターを備えた「オプティカル・プリンター」を使い、複数のフィルムによる光学合成を行なっていた。1990年代にはデジタル処理による合成が急激に進み、コンピュータを使って映像を合成し、現実には見ることのできない画面効果の数々を生み出してきた。以降、光学合成にとって代わってデジタル合成が主流となり、現在では光学合成が使われることはほぼない。コンピュータグラフィックス(CG)と現実の映像とをデジタル合成することも多く、現実にはあり得ない映像が生まれるようになった

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