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映画用語集(あ行)



映画に関する用語(あ行)をご紹介します。

アートディレクター

アートディレクター(アートディレクター)

美術表現、芸術表現を総合的、全般的にディレクション(演出)する美術監督のこと。「AD」と略されることが多いが、テレビ番組などのアシスタントディレクターを指す「AD」とは異なる。「プロダクション・デザイナー」とも呼ばれ、小道具、大道具、衣装、広告、宣伝、グラフィックデザインなど視覚的な表現を計画し、総括・監督する職務。実際に作業にあたるのは、それぞれを担当するデザイナーだが、デザイナーの経験がない人が就くのは難しいとされる。兼務する場合は「アートディレクター兼デザイナー」と言う表記をする場合もある。映画においてだけでなく、演劇・テレビ以外に広告制作で企画からのすべての工程において作業を統括したり、印刷物のデザインやレイアウトを担当したりする人も指す。

アイマックス

カナダのアイマックス社が開発した動画フィルムの規格・映写システムのこと。通常の映画で使用される35ミリフィルムよりも大型の70ミリの高精細度映像を上映できる。アイマックスを上映するアイマックスシアターは、最新テクノロジーで最高水準まで高めたプレミアムシアターのことで、シアター全体がアイマックス仕様になっており、高品質デジタル映像と大迫力サラウンドシステム、広いスクリーンによって、どの座席に座っても観客は映画の中にいるような臨場感とリアルな感覚を味わうことができる。通常の映画をアイマックスフィルムに変換することもできるようになったため、新作だけでなく旧作映画もアイマックススクリーンで上映することも可能である。

アクション

行為・行動・動作などを意味する俳優の演技のこと。監督が演技の始めにコールする言葉としても使われる。アクション映画は映画のジャンルのひとつで、空手、カンフー、アクロバットなど肉体を駆使したものや拳銃、刀を用いたもの、スタント、戦闘、格闘、殺陣などの暴力性やスピード性のある動きで表現される映画を指す。アクション映画は、さらに細かく西部劇・格闘技映画・冒険映画・時代劇・スパイ映画・ギャング映画・やくざ映画と表現されたり「香港アクション」など製作した国の名前を用いられたりすることもあれば、「ポリス・アクション」「SF・アクション」「カー・アクション」「カンフー・アクション」「チャンバラ・アクション」「ガン・アクション」など、職業やメインとなるシーン、アイテムで表現される。

アクター

アクター(アクター)

役者。映画や演劇においてセリフ、身振り、表情を使って登場人物を演じる人のこと。俳優。アクターを「男優」を指す意味として使う場合、女優はアクトレスと表現する。アクターの種類として映画俳優を「ムービーアクター」または「フィルムアクター」、舞台を中心に活動している舞台俳優を「ステージアクター」、映像作品や音声作品に声の出演をする声優を「ボイスアクター」、着ぐるみを着用して、怪獣やロボット、キャラクターなど人間とは外見の異なるものを演ずる際に、その着ぐるみをスーツと称して中の人を「スーツアクター」と呼ぶ。他にも、二枚目俳優・性格俳優・喜劇俳優・悪役俳優・アクション俳優・脇役俳優・エキストラ俳優・時代劇俳優・大部屋俳優などという分類もある。

アニメーション

動作・形が少しずつ異なる絵や写真、人形などの静止した画像をコマ撮りし、連続的に映写することによって動きを作る映像手法、動画のこと。略語は「アニメ」。ラテン語で霊魂・魂を意味するアニマに由来し、生命のない、動かないものに命を吹き込んで動かす意味を持つ。アニメーションは、大きく分けて平面アニメーション、立体アニメーションに分類され、平面アニメーションには代表的なものとして透明シートに異なった絵を描き動かすセルアニメーション、ペーパーアニメーション、切り絵アニメーションなどがあり、立体アニメーションには人形アニメーション、クレイ(粘土)アニメーション、実物アニメーションなど多数の技法がある。また、コンピュータ上で画像を作り動かすものを「CGアニメーション」と呼ぶ。

アビドシネマ

アメリカ合衆国の企業で、主に映像のノンリニア・ビデオ編集機の設計開発と製造、及び販売を行なうアビド社とアップル社の共同開発によって生まれたツールで、マッキントッシュのコンピュータ上でデジタル・ビデオ映像を扱うことができるようにしたもの。DTV(パソコンによるビデオ制作システム)市場を狙った、デジタル編集の主流となっている。パソコンをベースとしたビデオ編集システムは、VTRの素材をデジタルで扱うため、編集過程での劣化が起こらない利点がある。また、一度ハードディスクに記録された映像データを、テープを介さずコンピュータで自由に編集・加工することができるため、映像編集を短時間で行なえるノンリニア編集の先駆けとされている。

アフレコ

アフレコ(アフレコ)

「アフター・レコーディング」の略語で、和製英語。撮影時にセリフやその場の音を録音せず、あとから編集の際に声優の声や音などを別録りして吹き込む作業。外国映画のセリフを画面に合わせて、日本語に吹き替えたり、アニメーションなど声優や別の演技者がセリフを当てたりする場合は「アテレコ」と呼ぶ。また、アフレコとは逆にセリフや音楽を先に録音したものにあとから絵を付けたり、キャラクターを動かし作り上げるものを「プレスコ(プレスコアリング)」と言い、人形劇や着ぐるみショー、ミュージカルや演奏シーンなど、この方法で製作されていることが多い。撮影時に同時録音することは「シンクロ(シンクロ・レコーディング)」と呼び、音を録らないサイレントの対義語として使われる。

アメリカ映画協会

アメリカン・フィルム・インスティチュート。AFI。映画芸術の保護と振興を目的とした、非営利公共団体。アメリカの文化遺産継承やエンターテインメントと教育分野での新しいデジタル技術開発を行ない、育成、表彰等の活動も行なう。AFIオンスクリーン事業では、年間を通じて「AFIフェスト」と呼ばれる映画祭をはじめ、AFIロサンゼルス国際映画祭、アークライト・シネマズの年間番組編成、ドキュメンタリー映画祭など作品紹介の場を数多く設けている。「MPAA」の略称で知られるアメリカ映画業協会もアメリカ映画協会と訳されることがあり、MPAAはアメリカ映画製作配給業者協会(MPPDA)を全身とする業者団体のこと。アメリカ映画の普及の他、レイティングや著作権保護、海賊版の取り締まりなどを行なっている。

アメリカンニューシネマ

1960年代後半から1970年代のハリウッド映画で、それまでの作品や表現方法とは違った、新しいタイプの映画作品群のこと。1967年(昭和42年)にタイム誌が「俺たちに明日はない」を表紙にし、「ザ・ニュー・シネマ:暴力…セックス…芸術…」という見出しで特集したことから始まっている。代表作として他に「卒業」「明日に向かって撃て」「イージー・ライダー」「真夜中のカーボーイ」「ファイブ・イージー・ピーセス」「バニシング・ポイント」が取り上げられる。ハリウッド映画の主流であった、夢・希望・恋を描いたハッピーエンド作品とは違い、既成の価値観に対する反旗、反社会的な若者の心情を描いた作品が若者からの絶大な支持を得てブームを築いていった。

亜流映画

亜流映画(アリュウエイガ)

ヒットした作品の作風やパターンなどを真似た映画のこと。オリジナリティがなく一流を模倣し、ヒットを狙う目的で作られ、戦争ものやゾンビものなどのパターン化したジャンル映画が多い。大ヒットした1990年(平成2年)のアメリカ映画「ゴースト/ニューヨークの幻」(原題:Ghost)は、ジャンルとしてはロマンス、コメディ、ファンタジー、ホラーといったいくつかをかねており、愛する人が幽霊になり目の前に現れるというアイデアは多くの亜流映画を生んだ。亜流映画は、B級映画と混同されやすいが、「B級映画」とは、短期間の撮影かつ低予算で製作された映画のことである。質の悪い映画を指すことも多いが、B級映画の定義は非常に曖昧で解釈が異なり、低予算でも質が良い映画もあるため一概には言えない。

アルゴ・プロジェクト

1990年(平成2年)に発足した映画組織。のちに「アルゴ・ピクチャーズ」に改名。6人の映画プロデューサーが集まり、製作・配給・興行までを自らで手掛けることで、大手映画会社の意向に左右されない、作りたい作品を自由に作ることができるシステムを生み出した。メンバーは、キティ・フィルムの伊地智啓、シネマハウトの佐々木史朗、ディレクターズ・カンパニーの宮坂進、ニュー・センチュリー・プロデューサーズの岡田裕、プルミエ・インターナショナルの増田久雄、メリエスの山田耕大。製作パートナーはサントリー。テレビ放映権を日本テレビ、ビデオ化権をビデオチャンプが出資。専用の映画館、東京「シネマアルゴ新宿」と大阪「シネマアルゴ梅田」を開館した。『良いおっぱい悪いおっぱい』(1990年・平成2年)『櫻の園』(1990年・平成2年)など話題作を次々と送り出した。しかし、興行がうまくいかず、1993年(平成5年)に「アルゴ・ピクチャーズ」に改名。現在は、製作配給会社として日本の映画を支えている。

アングル

「アングル」とは、被写体に対するカメラの角度のこと。「カメラアングル」とも言う。写真や動画の撮影技法用語の総称であるカメラワークの3要素(被写体に対する位置を示すカメラポジション、角度を示すカメラアングル、被写体の大きさを示すフレームサイズ)のひとつ。アングルは、高い視点から被写体を撮るハイアングル(俯瞰)、基本であるフラットアングル(アイレベル・水平)、低い視点から仰角気味に撮るローアングル(あおり)の3種類に分けられる。通常はフラットアングルであり、ハイアングルにすることで大人の目線や被写体の小ささを強調したり、ローアングルにすることで子供の目線、被写体の大きさや威圧感を表現したりするなど、様々な意味を持たせることができる。

移動撮影・クレーン撮影

移動撮影・クレーン撮影(イドウサツエイ・クレーンサツエイ)

被写体の移動の有無とは関係なく、カメラが一点から別の点へ、左右あるいは前後へ動く撮影方法。カメラを移動車やレールに乗せて移動しながら撮影するショットを「ドリーショット」、または「トラッキングショット」と呼ぶ。また、「トラベリング・ショット」とも言う。カメラが動くことで映像に立体感と躍動感が生まれるとされ、移動撮影をもっと立体的にするために考えられたのがクレーン撮影(クレーンショット)である。撮影専用のクレーンは、地表を離れ上下左右に動かすことができる。クレーンよりもっと高い位置から撮影する場合、ヘリコプターや航空機を使ったり、最近では無線による遠隔操作が可能なマルチコプター(マルチローターヘリコプター)での空撮も行なわれるようになった。

イマジナリー・ライン

想定線、アクション軸、180度規制、180度システムとも呼び、映像撮影の編集においての基本ルールのひとつ。向かい合う2人が会話しているシーンを撮影する場合、2人の瞳の位置を結んだ直線を想像し、その延長線上にあるのが「イマジナリー・ライン」と言う。そのラインを中心にカメラのポジションを一方の側だけに固定して撮影することで、あとでそれぞれの人物のアップショットをつないで編集した場合でも向かい合って会話をしているように見える。イマジナリー・ラインを越えたところにカメラのポジションを置くと、向かい合っていることが観るものに伝わらず、不自然になるため、基本的には御法度とされるが、登場人物の心情を表す、意図的に観客を混乱させるなどの表現として有効に働く場合もある。小津安二郎などは、あえてこの法則を無視して独自の表現方法を確立させている。

インサート

編集上の技法。シーンの意味をより理解させるため、補足的あるいは強調的に挿入する短い映像を指す場面転換テクニックのこと。例えば、シーンとシーンの間に手紙や新聞などのページをクローズアップで挿入することを言う。テレビの対談番組などで回想フィルムを入れたりするのは「フィルムインサート」と言い、「インサートカット」とは無駄な映像をカットしてイメージ用の映像を挿入することでインタビュー映像で使われることが多い。映画のシーンにおいても、風景を数秒差し込むことで、主人公の移動をわずか数秒で表現したり、季節の移り変わりや時間の経過を表現したりすることができる。インサート編集とは、撮影された映像を順番につなぐアセンブル編集に対し部分的に映像・音声などを挿入する作業自体を指す。

インターネガ・インターポジ

インターネガ・インターポジ(インターネガ・インターポジ)

映画用のフィルムは、使用する段階で呼び方が異なる。撮影後に現像した1本しかないもの、映像の明暗や色調などが反転したものを「オリジナルネガフィルム」と言い、このオリジナルネガフィルムを映写用の映像に戻したものを「インターポジフィルム(マスターフィルム)」と呼ぶ。同時期に映画を上映するには、複数のフィルム、プリントと呼ばれるものが必要になる過程で、インターポジフィルムからプリントを焼くためにコピーされたものがインターネガフィルムであり、オリジナルネガフィルムと上映用フィルムの中間にあたる。このインターネガフィルムから劇場上映用のフィルムが作られるが、最初の状態から何度もデュープ(複製)されるため、画質の劣化などは避けられない。ただし近年、デジタルの時代になり、デジタル変換により画質の劣化は少なくなった。

インターバル撮影

微速度撮影のこと。映画の特殊撮影のひとつで、フィルム送りを標準速度より遅くして撮影することを言う。そのフィルムを標準速度で映写すると長時間の動きや変化が短時間に縮小して表現できる。風景の移り変わり、植物の成長、虫の羽化、人の流れなどを撮影することに使われることが多い。音声は記録できない。また、静止画撮影用のカメラを用いて一定の間隔で連続して撮影を行ない、静止画を編集することで同じ効果の動画を作成できる。車載動画で長距離移動動画などで撮影するときにもこのインターバル撮影が利用される。インターバル撮影と逆の撮影法を「ハイスピード撮影(高速度撮影)」と言い、人間の目では知覚できない程の瞬間的な画像を撮影することができる。

インターミッション

上映の途中で入れる休憩のこと。上映時間が長い場合、または、前編・後編と区切るために5〜10分程度、休憩を設ける。映画館側の意図ではなく、製作側が休憩を入れるタイミングを決めて、編集を行なっている。3時間を超える作品に見られ、近年ではほとんどないが、マサラ・ムービー(インド映画)では、現在でもインターミッションを入れる作品が多い。また、インターミッションの間に映写機のリール交換が行なわれていたが、のちに2台の映写機を用意することにより交互に使うことでリール交換が不要になったこと、さらにフィルムを使わないデジタルでの上映になったため、インターミッションを入れない上映が主となった。グッズやドリンクを売るためにインターミッションを入れる場合もある。インターミッションを入れた作品として『風と共に去りぬ』(1939年・昭和14年)、『戦争と平和』(1956年・昭和31年)、日本では『七人の侍』(1954年・昭和29年)などがある。

インディペンデント映画

インディペンデント映画(インディペンデントエイガ)

自主映画のこと。「インディーズ・ムービー」とも呼ばれる。アメリカでは、MPAAや映連など大手の映画製作者団体に属さない、自主制作の小組織や独立系の製作会社や独立プロのことを「インディーズ」と言い、日本では個人資本や小団体による商業映画ではないアマチュアにより作られた映画を指す。学生が制作したものは学生映画、ビデオ撮影されたものは自主制作ビデオ、アニメーション作品を自主制作アニメと区分されることもある。漫画で言えば同人誌、音楽で言えば自主制作盤にあたるが、音楽でのインディーズとは異なり、同人活動のひとつである。自主映画を対象とした映画祭もあり日本国内では「ぴあフィルムフェスティバル」「インディーズムービーフェスティバル」「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」などがある。

イントロダクション

メインとなる物語が始まるまでの序章的な部分、導入部を言う。例えば、タイトルが始まるまでのエピソードシーンがその代表。観客に対し、本編に感情移入をさせる効果や、興味を持たせる効果を狙って作られるシーンでもあり、主役や出演者がどんな人物かを簡略に説明・表現したり、風景を映すことでどんな背景の物語かを伝えたりする目的にも使われる。サスペンスなどの伏線として使われることもある。文章においては冒頭部分であり、読者が物語になじみやすくするために書かれ、音楽においてはひとつの曲の前奏部を指し、一般に「イントロ」と呼ばれる。印象的なイントロで全体を思い起こさせる効果があるため、イントロだけで曲名を当てるイントロクイズが存在する。イントロダクションは、「紹介文・序文・序説・プロローグ」とも言う。

映画

1896年(明治29年)に神戸にエジソンが発明したキネストコープが輸入された際に新聞で「活動写真、写真活動機」と称された。フランスのリュミエール兄弟が発明したと伝えられているシネマトグラフは、「自動写真、自動幻画」と称されたが、ヴァイタグラフが「活動写真」と名付けられたことによって明治、大正時代には一般的に「活動写真」と言われた。当時、映画を作る人を「活動屋」と呼んだ。「映画」という言葉が使われるようになったのは1910年後期(明治43年)。歌舞伎の影響を強く受けた作品ではなく、字幕を使う、女形ではなく女優を使うなど、ヨーロッパやアメリカの映画を手本にした作品を作ろうと変革を呼びかけた純映画劇運動によって、活動写真とは別の意味を持たせる意図で「映画」の呼ぶようになった。同時期に「キネマ」という言葉も使われたが、戦争中の外来語の規制によって「映画」に統一されていった。

映画監督

映画監督(エイガカントク)

映画作品を作る準備から完成までの全過程を監督し、演出する責任者。題材選びからストーリーの展開、セリフ、俳優の選出、演技指導、撮影方法、小道具、セットデザイン、衣装、ロケーションなど、映画の内容のすべての決定権を持つ。「ディレクター」とも呼ぶ。テレビ番組やビデオ作品などについても「監督」と言う言葉が用いられるが「映画監督」と言う言葉自体は、劇場用映画やフィルムで撮影されたドキュメンタリー作品の監督を意味することが多い。「映画は監督のもの」と表現されるように、製作の進め方は千差万別で、製作担当のプロデューサーがいる場合は、監督とプロデューサーの2人が映画製作において重要な責任者となる。監督がプロデューサーを兼任する場合もある。

映画祭

特定の場所・期間に様々な映画作品を集め、上映・表彰などを行なう映画関連イベントのこと。通常は年に一度など、定期的に開催される。未公開作品の商品見本市をかねることが多い。主催者や開催目的、規模も様々で国際映画製作者連盟/FIAPFの規約により公認を受けて開催されるものだけが国際映画祭として認められ、「三大映画祭」と言えば、ベルリン国際映画祭、カンヌ国際映画祭、ベネチア国際映画祭を指し、SF映画、ホラー映画、スリラー映画、サスペンス映画等に対する専門の「世界三大ファンタスティック映画祭」と言えば、シッチェス・カタロニア国際映画祭、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭、ポルト国際映画祭である。日本では、東京国際映画祭・東京国際ファンタスティック映画祭・ゆうばり国際冒険ファンタスティック映画祭などがある。映画祭の目的は、映画の振興や普及、人材発掘や育成、町興しなど様々で、最も有名なのは国際映画祭であるが、他にもドキュメンタリー映画祭、女性映画祭などテーマ別の映画祭も多数開催されている。

映画賞

映画作品、及び映画人に与えられる賞。映画界の「勲章」とも言われる。大きく分けて「カンヌ映画祭」などコンペティションによる表彰、「アカデミー賞」など業界関係者による顕彰、「キネマ旬報賞」など鑑賞者集団による選出がある。監督や俳優等への賞だけではなく、撮影や録音、音楽、美術等といった映画スタッフへの賞も設けている代表格が、映画賞で最も有名とされる「アカデミー賞」である。アメリカのマスコミが選出するものとして有名なのは「ゴールデングローブ賞」であり、アカデミー賞の前に発表されるため前哨戦のような見方もされる。日本ではアカデミー賞に倣った「日本アカデミー賞」、マスコミが選出する「ブルーリボン賞」の他、その年を代表する日本映画、外国映画からベスト・テンとして10本挙げ、各賞を選出する「キネマ旬報ベスト・テン」などがある。

映画の日

映画の日(エイガノヒ)

「映画の日」は、毎年12月1日を指す。これは1956(昭和31)年に、かつての日本映画連合会(現在の日本映画製作者連盟)が制定したもの。1896(明治29)年11月25日に兵庫県神戸市で日本初となる映画の一般公開が開始されたことを記念し、会期中で一番きりの良い12月1日を映画の記念日と定めた。以降、日本映画界の各団体によって、この日に映画に貢献した人の記念式典や、それに関する様々なイベントが多く催されてきた。1990年代以降になると、全国の各地域において、毎月1日を「映画の日」と称し、入館料の割引サービスなどが行なわれるようになり、広く知られるようになったが、これは割引を行なう劇場や組合に限ったもので、本来の「映画の日」は、年1回、12月1日と定められている。

映画法

日中戦争から世界第二次大戦にかけての戦時中に施行された法律で、映画の全面的な国家統制を目的とした。ドイツ、イタリアの映画国策法を取り入れながら内務省と文部省が法案を作成し、1939年(昭和14年)に制定された。映画法によって映画製作・配給を許可制にし、スタッフの登録制度、脚本の事前審査、フィルムの検閲、外国映画の制限、優良映画の選奨、文化映画やニュース映画の強制上映、興行の規制などが施行された。そのため、映画の仕事に従事する者は年2回、技能審査を受けることになった。映画法によって選ばれた文部大臣賞受賞の作品は、火野葦平(ひのあしへい)の同タイトル小説を映画化した『土と兵隊』(1939年・昭和14年)、二代目に襲名した歌舞伎役者が身分の違う女性に恋をする『残菊物語』(1939年・昭和14年)など。映画法は1945年(昭和20年)に廃止された。

映像編集

撮影した映像(素材)を脚本と照らし合わせて使う部分だけを切り取り、つなぎあわせながら作品をまとめていくこと。ハリウッド映画では編集の仕方によって作品が左右されるため、監督のアシスタントという位置づけではなく、作品を担う重要なポジションとして扱われ、アシスタントが数名付く。その重要性は、作品のクレジットで美術監督、撮影監督の次に編集(エディター)の名前が出て来る程。編集の仕事は、例えば2時間の作品の場合、20〜100時間撮影された映像から、作品のイメージに適したアングルやカットを選び、ストーリーの流れに沿ってつなぎあわせる粗編集(あらへんしゅう)をしたあと、最終的には4〜5時間まで縮め、監督と相談しながら完成へと近づけていく。監督自身が編集を行なう場合もある。

映倫

映倫(エイリン)

「映画倫理委員会」の略。映画においての表現の自由をまもり、青少年の健やかな育成を目的とし、映画界が設立した第三者機関のこと。発足は1949年(昭和24年)で、当時は「映画倫理過程管理委員会」と呼ばれていたが、1957年(昭和32年)に改称されて「映倫管理委員会」となり、2009年(平成21年)にさらに改称され、「映画倫理委員会」となった。脚本やタイトル、予告編などに対して、国家・社会や宗教、法律、教育、性などの様々な観点から審査が行なわれ、それをクリアした作品だけが公開を許可される。1998年(平成10年)から始まった審査基準では、年齢制限がある「R-18」「R-15」「PG-12」も追加。映画倫理委員会では、映画の内容の道徳的な低下を防ぐために設ける基準要網「映画倫理網領」を定め、これに基づいて映画の内容等を審査している。

エキストラ

映画の作品の中で必要な、群衆や通行人、背景に必要な人影など、物語の進行において重要性が比較的低いとされる役を演じる出演者のことを総称する。出演者の中では格下の存在ではあるが、作品の背景を演出するにあたり、主演級の俳優・女優だけでは作品は成り立たないため、映画制作にあたってはなくてはならない存在。ごく自然な演技や振る舞い、作品にふさわしい服装、シーンの設定を把握した行動が要される。エキストラは、俳優が演じる場合もあるが、群衆ともなれば相当数が必要なため、それに通ずる職業の人ばかりとは限らず、一般人が出演する場合もある。タレント事務所などから調達する場合、撮影現場で公募する場合、さらにインターネットなどを通じて広く募集をする場合など、エキストラの調達方法は様々。時には、撮影スタッフなどが借り出される場合もある。

エクスプロイテーション・フィルム

エクスプロイテーション【Exploitation】を直訳すると、搾取、利己的利用。金儲け映画、きわもの映画、観客から金を巻き上げる映画とも呼ばれた。興行利益を第一に考え、低予算で作られた安易で手軽に売上げへとつなげた作品を指す。アメリカでは1950年代にこのジャンルが確立されたと言われ、性教育、セックスを題材にした作品(セクスエクスプロイテーションと言う)や、ホラー、暴走族、人食い、ナチ、怪獣、ロックンロール、さらには1970年代のアフリカ系アメリカ人といった黒人をターゲットに作られた作品(ブラックエクスプロイテーションと言う)など、見世物の要素を強く打ち出して話題作りをし、観客を誘った。エクスプロイテーション映画を手掛けたインディペンデントの映画製作・配給会社としてニューワールド・ピクチャーズが挙げられる。

絵コンテ

絵コンテ(エコンテ)

映画作品の撮影前に用意される、イラストによる進行表のようなもの。映像全体の設計図と考えられる。一般的には横長のマスが縦にいくつか連なって並んでいるものが多い。シーンの切り替え毎に簡単な絵を書き入れるのが一般的で、マスの周囲には、簡単なセリフや動き、時間などを記す枠が設けられていたり、メモを描く欄があったりと、記述方法や用紙形式は様々。基本的には、監督自身が映像のアイデアをまとめて具現化するために描く場合と、そのイメージをカメラマンや役者、制作スタッフなど、作品制作にかかわるすべての人に伝えるために描く場合がある。さらに絵コンテは編集時にも役立つ。ただ、絵コンテを描き起こす監督ばかりではなく、描かずに進める監督も存在する。

SFX

「SFX」とは、「Special Effects」の略。特殊撮影技術(特撮)を意味し、実際ではあり得ないような映像を、撮影のみではなく人為的・機械的に作り出す技術のことを指す。英語ではSFXの他、「SPFX」や「FX」などと略される。SF映画などで用いられることが多く、映像に対し、美術や光学処理などを駆使して特殊な視覚効果を施すことにより、そのほとんどが、通常では不可能なシチュエーションを実現する。特殊撮影の他、特殊視覚効果技術と呼ぶことも。実際にはない煙や光を生じさせる、雨・雪・雷などを起こす、背景に別の映像や写真を貼り付ける、などの技術により、その光景を作り出す。同様の技術で、特にコンピュータグラフィックスなどを使った視覚的な効果の演出のことは「VFX(Visual Effects)」と呼ばれる。一般的には、SFXもVFXも細かく区別せず、「SFX」と総称される場合が多い。

艶笑コメディ

映画に限らず、Hなネタの喜劇のことを総称して「艶笑コメディ」と呼ぶ。セックスのネタなどを、やわらかく、またおもしろおかしく喜劇に仕立て上げ、男女のかかわりや闘い、愛や情けなどを楽しく描いた作品のこと。イタリアでは、ある一定時期に、この「艶笑コメディ」と呼ばれるジャンルの映画が多く作られていた。これらは「イタリア式コメディ」とも呼ばれ、のちに世界から注目を浴びることとなる。1930年代から40年代にかけての「艶笑コメディ」と言えば名が上がるのが、エルンスト・ルビッチ。そのルビッチ独自の演出法が「ルビッチタッチ」と呼ばれた。これは「ソフィスティケイテッド・コメディ」と呼ばれることもあり、ただ単純にセックスシーンを見せるだけではなく、男女の情けや愛を、エロティックに、かつ鮮麗に魅せる技術を持っていたとされ、当時注目を集めていた。

オーバーラップ

オーバーラップ(オーバーラップ)

映画の技法のひとつ。フェードアウトしていく前の画面に、次に出てくる画面をフェードインさせて重ね、前のショットがどんどん消えていく、二重写しの状態を言う。「多重露出(露光)」とも言われ、古くから映画的な演出とされてきた。近年は「ディゾルブ」や「クロスディゾルブ」の他、「ダブる」などとも呼ばれる。これを用いるときは、場所の移行を意味する場合や、回想シーンへの転換、時間の経過を視覚的に表現する場合などがあり、演出方法や使用シーンは様々。監督によっては、この「オーバーラップ・ディゾルブ」と呼ばれる手法を巧みに使う人もいれば、最初から使う意志のない人もいる。オーバーラップは和製造語で、英語による専門用語はあくまで「ディゾルブ」と呼ぶ。

オールスター映画

有名で人気のある俳優・女優など「スター俳優」と言われる人ばかりを集めて制作された映画作品のことを総称する際に使われる。「オールスター」と言う言葉自体が「オールスターキャスト」の略。日本では、よく似た意味で「忠臣蔵映画」と呼ばれることもある。かつての映画界では、ヒット作を生み出すためのヒントや手本を『忠臣蔵』に頼ってきた。撮れば必ず大ヒットする『忠臣蔵』は、登場するキャストが豪華で多彩。しかも、それぞれの俳優にそれぞれの見せ場があるため、映画会社らが、この番組が日本のオールスター映画にふさわしいという感覚で呼んでいたとされる。また、これは映画会社の盛衰を現すためのひとつともされており、記念作品として「忠臣蔵映画」と呼ばれる作品を作った。

お蔵入り

計画されていた映画公開が、何らかの理由によって中止になること。結果、世間の目に触れないまま、葬られてしまうことを言う。映画界をはじめ、テレビや書籍、楽曲などにおいては、一旦は製作を開始した、または製作が終了したにもかかわらず、公開や放映、出版されない状態の作品のことをそう呼ぶことが多い。逆に、一度、人の目に触れる機会が少なからずあった場合は、「お蔵入り」と呼ばない。お蔵入りになる理由については様々で、製作後の社会情勢の変化がきっかけで発表や公開自体が困難になる場合や、映画上映にあたり、問題が発生する場合、また作品自体や、出演者に不祥事が発生する場合などが挙げられる。何か問題が起きてお蔵入りになった場合、あとあとにその問題が解決し、公開に至るケースも存在する。

オスカー

オスカー(オスカー)

「アカデミー賞」の別称。「アカデミー賞」とは、1927年(昭和2年)に創立した、アメリカ映画芸術科学アカデミー(AMPAS)が、優れた映画作品や、俳優、監督などを選び抜き、年1回贈る映画賞のこと。作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞の他、美術賞、撮影賞、作曲賞など様々な分野の賞がある。このアカデミー賞受賞者が「オスカー」と呼ばれるようになったのは、「オスカー像」と呼ばれる彫像が副賞として受賞者に与えられることに由来する。このオスカー像は、裸の男性の立像で、受賞の際には刻印されたものが贈呈されている。あくまでも愛称ではあるが、アカデミー賞受賞の際や、受賞後の報道などでよく登場する言葉のひとつでもある。

オプティカル合成

直訳すると「光学合成」。「オプティカル合成」とも呼ばれる、映画の合成技術のこと。ビデオテープなどでは、合成の処理や編集作業などは電気的な処理により行なわれることが多いが、映画はそれとは異なる。「オプティカル合成」とは、複数のフィルムを用い、光学的に合成する手法のことを指し、「オプティカル・プリンター」と呼ばれる専用の機械で合成を行なう。背景と合成する素材のフィルムを光学的に転写することで、合成を可能にする。現在は、デジタルによる合成(デジタル合成)が主流となり、オプティカル合成自体がほとんど減ったが、デジタル合成が主になる以前は、映画の合成はほとんどこの手法が使われていた。現在、ほぼ使われなくなったとは言え、演出上、この手法を用いることも稀にある。

オマージュ

映画に限らず、芸術や文学などにおいて、その創作物や作者・作家への尊敬の念や、その人や作品から受けた影響のこと。さらに、それらに対する敬意。「リスペクト」と同義に用いられることも多い。敬意そのものだけでなく、その敬意を表すために創られたものや、尊敬の念のあまり、そこに独自のアイデアを加え、よく似た作品を作ることも「オマージュ」と呼ばれる。敬意や尊敬から由来する「オマージュ」と、単なる模倣や盗作(コピー)とは異なる。オリジナルの作品とは全く別ものであっても、そこにその作品への敬意が込められてさえいれば、オマージュになり得る。また、盗作とは違ってオリジナル作品の啓蒙を目的としているため、著作権を侵害することは考えにくい。

オムニバス

オムニバス(オムニバス)

「オムニバス映画」とは、独立した短編映画や、短い挿話などの物語を集め、ひとつの作品とした映画のこと。「オムニバス」自体が、そうしたものの総称で、映画はもちろん、演劇や文学、ドラマ、音楽CDなどの広い分野においても同じ言葉が用いられる。もとはラテン語で「すべての人のために」を意味する語。「オムニバス」と呼ばれる場合が多いが、映画界においては「エピソード映画」と呼ばれている例もある。作品はそれぞれ独立しているが、いくつかを集めてまとめてひとつの作品にする場合に、何かしらのテーマに沿っている場合が多い。映画やドラマなどの場合においては、作ったものをかき集めるのではなく、もとからオムニバスの一片の作品としてそれを意識して制作される場合がほとんど。

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