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映画字幕の決まりごと



外国語映画につきものの字幕。しかし、この字幕にも決まりごとや注意点が多々あります。普段、何気に目にする字幕の秘密に迫っていきましょう。

細やかなルールに従って行なわれる翻訳

細やかなルールに従って行なわれる翻訳

字幕翻訳というのは、例えば文学作品の翻訳などとは大きく異なる点があります。その最も大きなものは、細やかなルールがたくさんある点だといえます。人間が目で追える物理的な字数や、より単純に見やすい手法が決められているのです。

基本的なルールのひとつとされているのが、"1秒間に4文字"というものです。翻訳家はセリフを単純に訳すだけではなく、このルールにのっとり、アレンジを加えていかなければなりません。また、字幕をよく見ると、3行に渡っているものは見かけません。これも、"1画面には2行。最大20文字まで"という規定があるためです。

映像作業の手順としては、まず、翻訳家にセリフを書き起こしたものが渡される場合が多いようです。この時点で、いかに話し言葉のようにするかというのが、翻訳者の手腕が問われる部分でもあります。

また、映画字幕に関しては、あの特徴的な書体(フォント)も重要です。もともとは、手書きしたものを撮影し、それを直接フィルムに打ち込む作業をしていました。それは"パチ打ち"と呼ばれていました。

やがて、外国語映画に字幕がつくようになった時代から、先人たちが試行錯誤を重ねて書体が誕生しました。近年では、これをフォント化したことで、この作業もずいぶんとスムーズに進められるようになったのです。なお、この書体に関しては、制作会社によって用いるフォントが異なっています。

いかに見やすくするかということを念頭において字幕をつけていく

いかに見やすくするかということを念頭において字幕をつけていく

字幕を制作する流れとしては、まず映像を見ながら、セリフをシーンごとに区切っていく「ハコ割り」と呼ばれる作業を行ないます。ちなみに、会話中の相づちなどは、割愛されるケースが多く、割愛することを「アウトにする」といいます。ほかにも、話の流れなどからあえて説明する必要のないセリフなどは、アウトにされる場合が多いです。

そして、字幕を表示するタイミングを合わせていく作業に移ります。これを「スポッティング」といいます。字幕の開始と終了、表示する長さを調整し決定していきます。

長尺のセリフの場合は二回、三回と分けて表示しなければなりません。その際は、翻訳部分の最後に「-」をつけて、続きがあるということを示します。

以上、このような決まりごとに従い、いかに読みやすく、脚本の魅力を損なわないよう翻訳は行なわれているのです。