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ジャパニメーションの世界



日本が世界に誇る文化の1つとして認知されている日本製のアニメ、通称「ジャパニメーション」。アメリカやフランスでも日本のアニメや漫画を広く紹介するイベントが増加し、ファンが拡大しています。その中でも、「ジャパニメーション」を代表する2人のクリエイターを中心に紹介し、シーンをひも解いていきます。

「AKIRA」で日本のコミックス、アニメが世界水準に!

「AKIRA」で日本のコミックス、アニメが世界水準に!

最初に語らなければいけない作品が「AKIRA」です。作者の大友克洋により、1982年から雑誌に掲載された漫画で、近未来を舞台にしたSF作品です。この作品が、大友自身の監督によって、1988年に劇場アニメとして公開されます。今作が、海外でも大きな話題となり、一気に"ジャパニメーション"という言葉が浸透し始めます。従来のコミックスの国際版が発行、普及し始めたビデオも功を奏して、「AKIRA」は日本の近代的なアニメの代名詞となります。

21世紀に入ると、ハリウッドで「AKIRA」の実写映画化の話も持ち上がります(ちなみに当初は、製作陣の中にレオナルド・ディカプリオの名前もありました)。残念ながら、現在まで大きな進展はありませんが世界のファンの間では首を長くして待つ関心事として語り続けられています。

アニメ製作の精鋭たちが"クール・ジャパン"を支える!

アニメ製作の精鋭たちがクール・ジャパンを支える!

そして"ジャパニメーション"を語る上で、大友克洋の「AKIRA」と対を成すのが士郎正宗原作による「攻殻機動隊」です。この原作を「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」(1995年)としてアニメ映画化し、世界水準へと押し上げたのが監督の押井守でした。こちらも近未来を舞台にしたSFで、アメリカではビデオ売り上げがチャートを席巻し、ファンを拡大しました。「うる星やつら」シリーズで培った確かな演出力で、「機動警察パトレイバー」(1988年)などを監督し、アニメファンの間でも一目置かれるようになった押井は、「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」でスピルバーグらからも絶賛。ハリウッドにも大きな影響を与えます。その後の作品も、「イノセンス」(2004年)がカンヌ国際映画祭で日本のアニメとしては初となるノミネートを達成し、トップクリエイターとして君臨することになります。

また、海外でも通用するビジュアルを構築する俊英揃いの製作会社の存在も、"ジャパニメーション"を広めた要因です。マッドハウスやProduction I.G.らがそれです。ハリウッドを代表する"OTAKU"でもあるクエンティン・タランティーノも、監督作「キル・ビル」(2003年)で、登場人物の過去のエピソードを見せるアニメパートをProduction I.G.に依頼。このことなどからも、いかにアメリカを含め海外から日本のアニメの独創性や技術がリスペクトされているかということが分かると思います。

日本が誇る文化として世界に知られるアニメーション。これからも"クール・ジャパン"を世界に発信するべく、クリエイターや製作会社には多くの佳作を生み出し続けて欲しいと願うばかりです。