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映画のVFX技術を楽しむ



SF作品やホラー、ファンタジーなど見る者を未知なる世界に誘う映画において、近年、なくてはならないもの、それがVFX(ビジュアル・エフェクツ)です。ここでは、そんな最新技術が画期的な映像世界を生み出した作品と、それらを構築し続けるVFX界の鬼才がそろう会社を紹介します。

VFXを広く浸透させたのはやはりSF映画の金字塔

VFXを広く浸透させたのはやはりSF映画の金字塔

VFX(視覚効果)は、想像上の怪物との戦いや宇宙空間での戦闘機のバトルなど、主にこの世に存在しないものをコンピューターで作り出し映像化したものです。ちなみに、撮影現場で行なわれるものをSFX(特殊効果)と言います。このVFXを効果的に使用した主なジャンルに、ジョージ・ルーカス監督の「スター・ウォーズ」シリーズを筆頭としたSF、「ハリー・ポッター」シリーズ、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズほかのファンタジーが挙げられます。ちなみに「スター・ウォーズ」の1作目は、1977年に設立されたアカデミー賞視覚効果賞の第一回目の受賞作となりました。

映画界では、これらの技術の躍進的な進歩によって一気に技術が発展していきます。これまで映像化不可能と言われた原作が次々と映像化され、さらには「ジュラシック・パーク」シリーズのようにVFXとアニマトロニクス(実際に制作した本物そっくりの恐竜や動物)を融合させた、迫力ある映像を創造することに成功したのです。

「アバター」では1600名ものVFXアーティストが参加!

「アバター」では1600名ものVFXアーティストが参加!

VFXの進化に伴い、これらを専門的に行なう制作会社も多数出現しました。一番の規模のものが、アメリカのILM(インダストリアル・ライト&マジック)で、「スター・ウォーズ」を構想していたジョージ・ルーカスが1975年に開設。以降、同シリーズはもちろん、「インディ・ジョーンズ」シリーズ第1弾「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」(1981年)、「E.T.」(1982年)などのスティーブン・スピルバーグ作品においても、なくてはならない会社となりました。この他にも「タイタニック」(1997年)を手がけた「デジタル・ドメイン」、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで知られるニュージーランドの「WETAデジタル」などがあります。ちなみにデジタル・ドメインは、もともとはジェームズ・キャメロン監督が共同経営に名を連ねていましたが、後に買収されてしまいます。そこで彼は、1990年に映画製作会社ライトストーム・エンタテインメントを立ち上げます。同社のVFXで「アバター」(2009年)は制作されました。ちなみに、同作に関わったVFXアーティストは、1600人に上るといわれています。

また、日本でも現在、VFXは映像作品において主流となっています。数々の制作会社が存在しますが、古参は「白組」という企業。1974年に設立され、大ヒット作「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズなど、大ヒット作の多くに関わっています。同社が輩出した山崎貴は「ジュブナイル」(2000年)、「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズの監督として知られています。また、"平成ガメラシリーズ"のVFXを担当した樋口真嗣もこの分野では名の知れた人物で、「のぼうの城」(2012年)では犬童一心と共同でメガホンを取りました。

映画界におけるVFXの更なる進化には、大きな期待が寄せられています。それと相反するように、タイの「チョコレート・ファイター」(2008年)のように、CGやVFXを多用せず、あくまで生身のアクションにこだわり抜いた作品も続々と登場。こうしたコントラストが、映画界をさらにおもしろくしているのです。