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映画の衣装を楽しむ



劇中で華やかな俳優たちを時に絢爛豪華に彩るドレスやスーツ。そんな衣装も、もちろん見るべき箇所の多い映画の楽しみの1つです。特に、日本人の色彩感覚、美的センスは海外でも高く評価され、アカデミー賞でも受賞者、ノミネート者を多く輩出しています。

日本人の美的センスを世界に発信!

日本人の美的センスを世界に発信!

アカデミー賞衣装デザイン賞は、アカデミー賞において、カラー作品、モノクロ作品と分けられ、1948年に設立されました。栄えある設立後、第1回目の受賞は「ハムレット」(1948年)のロジャー・K・ファーズ(モノクロ部門)と「ジャンヌ・ダーク」(1948年)のドロシー・ジーキンス&バーバラ・カリンスカ(カラー部門)。どちらも、華やかな世界観が魅力の作品で、特にきめ細やかな衣装からは、衣装デザイナーのこだわりが見て感じられます。

そんな中、1954年の第27回アカデミー賞で、「終着駅」(1953年)のクリスチャン・ディオールらとともにノミネートされたのが、「地獄門」(1953年)の和田三造です。

平安時代を舞台にした今作で、和田は絢爛豪華な世界観を衣装でみごとに表現。平安時代の色彩を再現し、みごとにオスカーを獲得しています。またこの「地獄門」は大映初の総天然色映画作品として放たれ、その圧倒的な映像美はカンヌ国際映画祭でもグランプリに輝くなど、日本人の持つ美的センスを世界に知らしめました。

ワダ・エミ、石岡瑛子と、日本人女性が大活躍!

ワダ・エミ、石岡瑛子と、日本人女性が大活躍!

さらに、衣装において日本人の快進撃は続きます。第29回には「七人の侍」(1954年)の江崎考坪がアカデミー賞衣装デザイン賞に選出されました。また黒澤明作品で言うと「用心棒」(1961年)の村木与四郎もノミネートされています。

さらには「乱」(1985年)のワダ・エミが同賞獲得、後にピーター・グリーナウェイ監督作「8 1/2の女たち」(1999年)など数々の傑作に関わることになります。そして1992年には「ドラキュラ」(1992年)の石岡瑛子が、やはり同賞に輝きました。石岡瑛子は2008年の北京オリンピック開会式でも衣装担当として活躍しています。また、2012年には「白雪姫と鏡の女王」(2012年)で再ノミネートを果たしましたが、残念ながらこのときにはすでに他界していました。

最後に、ハリウッドを代表する衣装デザイナーとされるのは、イデス・ヘッドでしょう。黄金期の、とにかくハリウッドが華やかな時代に、シンプル・イズ・ベストの概念を用い、60年近く第一線で活躍しました。彼女の作品は、「ローマの休日」(1953年)や「麗しのサブリナ」(1954年)などで今も生き続けています。