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映画の名シーンを楽しむ



映画を見ていると、いつまでも印象に残るシーンというものが存在します。もちろん、セリフや音楽が脳裏に焼きついている場合もありますが、そのシーンを切り取った1つの「画」としてのインパクトで、記憶にとどまる名シーンが生み出されることもあります。ここでは、優れたカメラワークを披露する名人たちを紹介します。

カメラマンとしての職人技が光る傑作

カメラマンとしての職人技が光る傑作

アカデミー賞撮影賞において、なんと18回もノミネートされたすご腕のカメラマンがレオン・シャムロイです。中でも有名なのはエリザベス・テイラー主演の「クレオパトラ」(1963年)でしょう。大スケールの巨編という触れ込みに劣ることのない、迫力の映像を構築しました。まさにハリウッドの黄金期を堪能できる映像美は見ごたえ満点です。また、映画界屈指の頑固な技巧派、スタンリー・キューブリック作品で数々の名シーンを作り出したのがジョン・オルコットです。「時計じかけのオレンジ」(1971年)では、影を上手く取り入れたダークなシーンが印象的です。さらに「シャイニング」(1980年)も、ジャック・ニコルソンの狂気の場面を語り継がれるものとなりました。ちなみにこのシーンは、画面に映るのはわずか数秒ですが、キューブリック監督は撮影に2週間を費やし、190回以上撮り直したという逸話が残っています。こんな伝説を持つ彼の撮影に付き合ったオルコットの職人としての骨太な気質もうかがい知れるエピソードです。

そしてイギリスで最も有名な撮影監督といえばフレディ・ヤングでしょう。「アラビアのロレンス」(1962年)ほか、デビッド・リーン監督とのコンビで知られ、アカデミー賞も3度受賞しています。思わず息をのむ、細やかな箇所まで計算されつくしたその映像美は息をのみます。

手持ちカメラの達人と日本の名カメラマン

手持ちカメラの達人と日本の名カメラマン

近年で名カメラマンとして取り沙汰され、一躍名を馳せたカメラマンがクリストファー・ドイルです。ウォン・カーウァイ監督との作品で知られ「欲望の翼」(1990年)、

「恋する惑星」(1990年)から「ブエノスアイレス」(1997年)、そして「花様年華」(2000年)など、色彩豊かなスタイリッシュな映像、手持ちカメラを多用した躍動感あるアングルなどで有名になりました。ハリウッドでも、ガス・ヴァン・サントやジム・ジャームッシュほか、名だたる監督との仕事で手腕を発揮しています。

最後に、日本の有名なカメラマンを何名か紹介しておきます。まずは、黒澤明監督からも一目置かれていた宮川一夫と斉藤孝雄。望遠レンズで狙った殺陣の迫力は、世界を震撼させたことも納得です。ちなみに「乱」(1985年)では、斉藤孝雄がアカデミー賞撮影賞にノミネートされています。そして、そんな宮川をして「ピント合わせにおいては超一流」と言わしめたのが、黒澤組の撮影助手、木村大作です。「用心棒」(1961年)などでもその実力を見ることができます。

さらに"光のマエストロ"と言われ、岩井俊二や行定勲といった映像派の監督が信頼を寄せたのが篠田昇。「スワロウテイル」(1994年)、「四月物語」(1998年)など、透明感ある繊細な映像美は他に類を見ません。残念ながら2004年に逝去されましたが、彼が残した美しい映像は数々の映画の中で語り継がれるものになっています。