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映画の音楽を楽しむ



映画は総合芸術であるとよく言われます。俳優らの演技がもちろん、脚本の良さ、映像の素晴らしさ、衣装の華麗さなど、見るべき箇所、評価するべきポイントが多いためです。ここでは、そんな映画に欠かせないスパイスである音楽に注目します。

数々の印象的な映画音楽を生み出したジョン・ウィリアムズ

数々の印象的な映画音楽を生み出したジョン・ウィリアムズ

映画と音楽との関係は、その昔、サイレント時代にさかのぼります。サイレント上映する際に、劇場でピアノなどの生演奏が同時に行なわれ、観客の高揚感をより高めたことに由来します。その後も、トーキー時代になり、セリフは字幕でもバックには音楽が当てられたりと、登場人物の心情を表すコンテンツとして重要視されていました。そして近年、映画音楽の巨匠として多大なる功績を残しているのがジョン・ウィリアムズです。1960年代から映画音楽界で頭角を現し、71年の「屋根の上のバイオリン弾き」でアカデミー賞の編曲賞を受賞。その後も数々のヒット作を手がけましたが、彼の名を一躍有名にしたのが、スティーブン・スピルバーグ監督によるパニック映画「ジョーズ」(1975年)でしょう。あのジョーズが迫り来る緊張感あふれる楽曲は、現在でもバラエティ番組などで多く使用され、音楽のみが一人歩きしている状態です。まさに映画が総合芸術であるということを、知らしめました。彼はこの曲でもアカデミー賞作曲賞を獲得しています。また、その後もスピルバーグ監督作では欠かせない作曲家として知られています。ちなみにジョージ・ルーカス監督の「スター・ウォーズ」シリーズのあの有名なテーマ曲も、彼の手によるものです。

ジブリ作品ほか、名作に欠かせない音楽家・久石譲

ジブリ作品ほか、名作に欠かせない音楽家・久石譲

ジョン・ウィリアムズに劣らない実力を披露するのがイタリアの作曲家、エンニオ・モリコーネでしょう。彼は1960年代のいわゆる"マカロニ・ウェスタン"から頭角を現しています。そして日本でもおなじみの作品といえば「ニュー・シネマ・パラダイス」(1988年)です。その後も「海の上のピアニスト」(1998年)など、ハリウッド、イタリア映画問わずに実力を発揮しています。

一方、日本の優れた映画音楽家も忘れてはいけません。日本で最初に映画音楽と称されるものを手がけたのは童謡「赤とんぼ」ほかで知られる山田耕作とされており、1920年代の「霊楽堂」という作品につけたのが始まりです。また、坂本龍一も「戦場のメリークリスマス」(1983年)で素晴らしい楽曲を手がけています。こちらは、英国アカデミー賞にて作曲賞を獲得しました。

そして近年で最も注目されているのは久石譲です。1970年代から映画音楽を手がけ「風の谷のナウシカ」(1984年)で、はじめて宮崎駿監督とのコラボレーションが生まれます。その後も「天空の城ラピュタ」(1986年)、「となりのトトロ」(1988年)、「もののけ姫」(1997年)ほか、スタジオジブリ制作の作品にはなくてはならないスタッフとして活躍しています。さらには「キッズ・リターン」(1996年)、「HANA-BI」(1998年)などの北野武監督作品でも、映像を鮮やかに彩っています。

映画の世界観を音楽で表現する音楽家たちの手腕。お気に入りの映画があるなら、その作品のサウンドトラック・アルバムを聴いてみると、また違った側面が見えてきて、さらに映画の世界に深く入り込むことができます。