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韓国人映画監督



韓流、K-POPブームで日本でも人気の韓国エンタテインメント。ドラマや音楽ばかりに目がいきがちですが、韓国にも魂を振るわせる傑作を生み出す実力派監督がそろっています。異端な作品を発表し続ける奇才、ハリウッドからも熱い視線を浴びる技巧派ほか、ここでは押さえておくべき韓国人監督を紹介していきます。

韓国政府が公的資金を投入して支える映画業界

韓国政府が公的資金を投入して支える映画業界

まずは、韓国の映画の制度を説明しておかねばなりません。韓国では政府から映画制作における公的な資金援助が行なわれています。また、映画学校も国の援助で設立され、ここから巣立った映像作家も多く活躍しています。さらに、スクリーンクォータ制度というものも置かれ、映画館は年間で一定日数以上の韓国映画を上映することが義務付けられています。これはハリウッド映画などの大作のいわゆる"1人勝ち"を防ぐもので、ここからも韓国が映画にかける意気込みや、文化として守っていこうとする姿勢が感じられます。しかし、2006年に、韓国政府はスクリーンクォータ制度の制限を緩めると発表しました。当時、これに抗議したイ・ビョンホン、チャン・ドンゴンら若手俳優やチェ・ミンシクらベテラン俳優がデモ行進を起こすなどし、日本でもニュースとなりました。こうした背景からか、やはり「他国に負けない」という気迫のようなものや、エネルギーが韓国映画からはみなぎっているように思えます。

その骨太さに韓国映画の真骨頂がある!

その骨太さに韓国映画の真骨頂がある!

韓国映画が日本で注目を集め、ブームとなったきっかけとなった作品が「シュリ」(1999年)です。南北問題を男女の切ないラブストーリーの中に描き、大ヒットを記録。監督のカン・ジェギュも時の人となり、この後も「ブラザーフッド」(2004年)など話題作を発表しています。また、韓国では"386世代"と呼ばれる世代があります。1990年代当時に「30代」で、1980年代に学生運動に参加、そして1960年代生まれの世代を指します。その世代の代表格の監督として知られるのがパク・チャヌクです。2002年の「復讐者に憐れみを」を皮切りに、日本のコミックを原作とした「オールド・ボーイ」(2003年)、そして「宮廷女官チャングムの誓い」で知られる清純派女優、イ・ヨンエを壮絶な復讐に燃える囚人として起用した「親切なクムジャさん」(2005年)で知られ、これら3本は「復讐三部作」と呼ばれ、圧倒的な暴力描写で観る者を震撼させました。また、チャヌクはハリウッドにも進出。ニコール・キッドマン主演のサスペンス「イノセント・ガーデン」(2013年)で個性を発揮しました。また"韓国の北野武"とも形容される奇才がキム・ギドクです。ベネチア国際映画祭などでその名を知らしめ、2002年の「悪い男」は、韓国国内はもとより日本でも話題になりました。最新作の「嘆きのピエタ」(2012年)は、同映画祭で最高賞に輝いています。強烈な作家性で戸惑いを覚える場合もありますが、男と女の心情をストレートに描き、心を震わせます。以上、少し手に取りにくいようないわゆる"映画らしい映画"を描く監督を紹介しましたが、最後はクァク・ジェヨンを紹介します。彼は2001年に日本でも大ヒットを記録した「猟奇的な彼女」で知られる監督で、2008年には綾瀬はるか主演作「僕の彼女はサイボーグ」でもメガホンを取っています。

韓流と言われる軽めのラブストーリーもすばらしいですが、たまには無骨な韓国映画の真骨頂とも言うべき作品を楽しむのも一興です。