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ゴールデンラズベリー賞



誰もが賞賛するのではなく、「つまらない映画」を発表するという、アメリカンジョークの効きすぎた映画祭があるのをご存知でしょうか。

一般の映画ファンが投票する"つまらない映画"

一般の映画ファンが投票するつまらない映画

1981年より行なわれているアメリカの映画賞で、"野次"の意味がある「"ラジー"賞」とも呼ばれます。そして"ラジー"のもう1つの意味が"ラズベリー"であることから「ゴールデンラズベリー賞」というネーミングが生まれました。ちなみにトロフィーも、ゴルフボールで作った野いちごを模ったものになっています。

この賞はアメリカ特有と言える一種の"ジョーク"です。毎年、アカデミー賞授賞式の前夜に、つまらない映画を表彰します。中には、サンドラ・ブロックのようにアカデミー賞との"W受賞"を果たした人物もおり、批評家・評論家からの評価と、映画ファンからの評価が必ずしもイコールではないということも物語っています。

なお、投票の権利があるのは、「ゴールデンラズベリー賞財団」の会員。これは、一般の映画ファンも参加することができ、会費40ドルを払えば、誰でも入会することができます。

これまでの受賞の傾向として、主演男優や監督、製作費などの宣伝のあおりや前評判と、実際の作品の出来栄えとのギャップの大きい大作などに贈られることが多い賞ですが、マイケル・ムーア監督のドキュメンタリー「華氏911」では当時のブッシュ大統領が最低主演男優賞を受賞するなど、政治的なメッセージが込められたことも印象深いエピソードとなりました。

アカデミー賞受賞の人気女優が自虐ネタで株を上げた!

アカデミー賞受賞の人気女優が自虐ネタで株を上げた!

これまで記述したように、一般の映画ファンから好まれなかった作品に対するジョークの賞ですが、このことが功を奏して、いわゆるカルト作としての評価を上げた作品もあります。例えばブルース・ウィリス主演の「ハドソン・ホーク」などは、「大物俳優が良くぞこここまでバカに徹した!」と"おバカ"というジャンルでは語り継がれるコメディとなりました。

ゴールデンラズベリー賞は、一応は授賞式も行なわれますが、本来ジョークの賞の上に、不名誉なことになるので、受賞者が式場に登場することは、まずありません。しかし例外的に登壇し、堂々とトロフィーを受け取ったツワモノも存在します。有名なところでは「ショー・ガール」で最低作品賞、監督賞ほか7部門を獲得したポール・バーホーベン監督。彼の登場で、第16回目にして初めて授賞式でトロフィーが授与されました。また、「キャットウーマン」で最低主演女優賞に輝いたハル・ベリーは、佳作「チョコレート」で獲得したオスカー像を片手に登壇。その際のスピーチも、アカデミー賞受賞時のものを自らパロディし、そのセンスに会場からは惜しみない拍手が贈られました。

アカデミー賞と同じく、コアな映画ファンの間では開催前に賞レースの予想もされているほどの認知度を誇るラジー賞。こういった懐の深い遊び心も、エンターテインメントの都・アメリカならではと言えそうです。