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ロカルノ国際映画祭



スイスのティチーノ州・ロカルノで、毎年8月に行なわれているのがロカルノ国際映画祭です。国際映画製作者連盟 (FIAPF) 公認の映画祭で、2012年で第65回を迎えた由緒正しき祭典。ベネチア、カンヌに続くヨーロッパで3番目の歴史を持つ一大イベントです。

壮大な自然美に囲まれた中での野外上映が名物

壮大な自然美に囲まれた中での野外上映が名物

グランプリは金豹賞と呼ばれ、これまでにジム・ジャームッシュら錚々たる監督作に贈られてきました。また、準グランプリは審査員特別賞と称されています。

ちなみに、これまでに金豹賞を受賞した主な作品は「ストレンジャー・ザン・パラダイス」(1984年、ジム・ジャームッシュ監督)、「山の焚火」(1985年、フレディ・M・ミューラー監督)、「達磨はなぜ東へ行ったのか」(1989年、ペ・ヨンギュン監督)、「ジョニー・スエード」(1991年、トム・ディチロ監督)、「ネネットとボニ」(1996年、クレール・ドニ監督)

「美しい人」(2005年、ロドリゴ・ガルシア監督)などがあります。

この映画祭の一番の特徴は、ロカルノの中央広場「ピアッツァ・グランデ」で行なわれる野外上映です。約8000人を収容できる巨大な特設会場で、開催期間中はさまざまなセレモニーが行なわれています。また、山々に囲まれた好立地で居心地も非常によく、その雰囲気や景観だけでも楽しめると評判です。

遠くスイスで強豪を押しのけて絶賛され続ける日本映画勢

遠くスイスで強豪を押しのけて絶賛され続ける日本映画勢

先に書いたジム・ジャームッシュやスパイク・リーらアバンギャルドかつアート、それにアグレッシブな作風で知られる鬼才をいち早く輩出したロカルノ国際映画祭。この栄光の映画祭の歴史に、日本映画の名前も燦然と刻まれています。近親相姦という難題を仏教的視線を取り入れてアートの域まで昇華させた実相寺昭雄監督のデビュー作「無常」(1970年)と、同級生刺殺事件の被害者の父親と加害者の母親との禁断の関係を、小林政広監督がほとんどセリフを廃し描いた「愛の予感」(2007年)などがそれです。それと、2004年、 村上春樹の原作を市川準が映像化した「トニー滝谷」が、審査員特別賞ほかなんと3つの賞を受賞する快挙を成し遂げています。

また、さらに、2009年には、日本のアニメ作品やジャパニメーションに敬意を払った特集上映「Manga Impact」も開催され、大盛況となりました。2011年には「EUREKA」などで知られる青山真治監督が「東京公園」で最高賞に並ぶ審査員特別賞を受賞しており、加えて2013年、佐藤健&綾瀬はるか共演で描く黒澤清監督によるミステリー「リアル 完全なる首長竜の日」が、「Concorso internationaziole」部門に出品。日本映画の持つクオリティを世界に証明すべく、健闘しています。

遠くスイスで絶賛され続ける日本映画。こうした結果は、世界に対しての日本映画の評価を上げるだけではなく、製作陣が次回作にかけるモチベーションのアップにも繋がっています。