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3D上映の仕組み



今や当たり前のように楽しめるようになった「3D上映」。そもそも「3D」とは、英語でいう「three dimensions」の略で、「3次元」のことを意味します。2009年末に公開された3D映画『アバター』の大ヒットで、2010年は「3D元年」という言葉も飛び交いました。しかし、実は3D上映にもさまざまな方式があります。その種類を含め、3D上映の仕組みを紹介していきます。

なぜ3Dに見えるのか?

なぜ3Dに見えるのか?

どの3D上映映画でも、入場時にメガネを渡されると思います。この眼鏡が3D映像の肝です。このメガネと、それに適した映像を上映して立体に見えるようにするというのが基本的な仕組みになります。

人間の脳は1つの景色に対して、左右の目の視線の交わりと距離の情報を積み重ねて景色を立体としてとらえています。そこで、左右の目に違う映像を送り、意図的に視線を交差させれば「立体のものを見ている」と脳をうまく騙すことができる、というのが3D映像の原理です。この「左右の目にどうやって異なる映像を送るか」で、各方式が分かれていくこととなります。

もっとも普及している「XpanD」方式

もっとも普及している「XpanD」方式

メガネの中に電源となる電池とシャッター駆動装置を内蔵していて、スクリーンから発せられる赤外光によるトリガー信号を受けて、左目と右目のシャッターが交互に開閉。異なる映像を送るシステムです。この「アクティブシャッター」と呼ばれる方式は「XpanD」以外にも「NESTRI」という規格があります。映画館で3Dメガネを回収する場合は大体これらの「アクティブシャッター」方式です。

「XpanD」方式の場合、これまで使用していた従来のホワイトスクリーンで上映できるのが大きなメリットです。そのため普及が進んでいますが、デメリットとして電池内蔵型メガネのために若干重さを感じること、光量が足りず暗さを感じることがあること、このメガネ自体が高価であることが挙げられます。

安価なメガネが魅力の「偏光グラス」方式

安価なメガネが魅力の「偏光グラス」方式

特定の光しか通さない「偏光フィルター」を使用したメガネで3D映像を楽しむのが「偏光グラス方式」。見た目は普通のプラスチック製のサングラスと変わりません。「IMAXデジタル3D」、「RealD」「masterImage」などのシステムがあります。

「IMAXデジタル3D」は左目用映像と右目用映像にそれぞれ映写機が割り当てられ、左右の偏光フィルターのおかげでそれぞれの目には専用の映像しか入ってこないという仕組みです。ただ、顔やメガネが傾くと立体視できなくなること、IMAXシステムそのものが大規模で高額というデメリットもあります。

「RealD」は円偏光フィルターシステムを採用。映写機のレンズの前に偏光板を置き、回転させて偏光を与え、観客はそれと同じ円偏光のメガネをかけて映像を見ます。メガネが安価に製作できること、首の角度を変えても立体視ができるなどのメリットがありますが、スクリーンを偏光専用のシルバースクリーンに変更しなくてはいけないため、設備投資にコストがかかります。

「masterImage」も基本的なしくみは「RealD」と一緒です。メガネが非常に安価なため、持ち帰りがOKな場合もあります。しかし、投映装置に定期的な清掃が必要となる、変更専用のシルバースクリーンが必要という点がデメリットとして挙げられます。

まだまだ発展登場の「3D上映」

まだまだ発展登場の「3D上映」

この他にも、三原色のスペクトルを左右の目に振り分ける、というシステムで立体視を行なう「Dolby 3D」、新たな液晶シャッター方式の「NESTRI 3D CINEMA SYSTEM」などがあります。

デジタル上映かフィルム上映か、またはその映画館がどの方式を採用しているかで同じ3Dでも見る方法が変わってきます。それぞれの方式によって見易さに個人差があるようなので、自分に合った方式を覚えておくのもいいかもしれません。