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映写機の種類とデジタルシネマ



映画は映写機を使用して映像をスクリーンに投影します。デジタル技術の発達にともない、映写機も進化してきました。普段観客はなかなか目にすることはない映写機ですが、どのような仕組みになっているのでしょうか。

映写機の歴史

映写機の歴史

映画の父と呼ばれるリュミエール兄弟が発明した「シネマトグラフ・リュミエール」。1893年にエジソンが発明した自動映像販売機「キネトスコープ」は1人だけが動く映像を見られるという装置でしたが、それを、多くの人が一度に見られるという現在の映画の形にしたのはこの「シネマトグラフ・リュミエール」が最初です。また、光源を使って映像を投射するという映写機のシステムは、現在に至るまで基本的には変わっていません。

映写機は、使用されるフィルムの幅により8mm、16mm、35mm、70mm用と各種類に分かれています。

昔のフィルムは「ニトロセルロース」という非常に燃えやすい材質でできており、取り扱いには細心の注意を要しました。当時は映写中にフィルムが燃えるという事故がおこることもしばしばあったようです。そのため、8mmフィルム以外のフィルムを映写する場合は国家資格や技術認定を受ける必要がありました。その後、燃えにくいアセテートベースのフィルムが発明され、現在は取り扱いがさらに簡単なポリエステルベースのフィルムが主流となりました。ですから、そういった火災事故は起こらなくなっています。

フィルムからデジタルへ

フィルムからデジタルへ

映画の撮影に関しては、フィルムではなくデジタルで撮影するものが主流になってきました。そして上映方式も、デジタルデータのまま上映する「デジタルシネマ」に対応した映画館が増えてきました。「DLP」という技術を使い、デジタルで撮影された映像を、デジタルのまま映画館で投影することで、より作り手が想定していた画質に近い状態で観客に鑑賞してもらえることとなります。

このデジタル上映にはいくつかの利点があります。1つは、フィルムのように劣化がないこと。フィルムの難点は、上映を繰り返すたびにフィルムが劣化し、鮮明さがなくなってしまうことです。上映用のフィルムを用意するのは配給会社ですが、このプリントは非常に高価なため、人気作だからといって何本もフィルムを簡単に用意することはできません。しかし、デジタルデータの場合、コピーの製作がフィルムに比べ非常に安価にでき、同時にいくつものスクリーンで上映する…といったことが可能となります。また、上映の際も映写技師が不要となります。

しかし、コピーは安価でも、その元となる「マスター」の製作が非常に高いというデメリットもあります。小規模公開の映画では今でもフィルム上映が多いのはその理由からです。また、これまでは上映終了のフィルムを他の館にまわすことで総上映回数を増やし、1館あたりのコストを下げてきましたが、コピー作成となるとの料金は一律です。そうなると、集客が少ないミニシアターでは興行が成立しないかもしれない、という問題も懸念されています。

2010年は「デジタル映画元年」と言われ、急速にデジタル化が進みました。新しい映画上映の波が今後どのように変化していくのかに注目が集まっています。