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ドライブインシアターについて



車の中が映画館になる!? カーナビもDVDもなかった時代に存在した、その名も「ドライブインシアター」。いったいどのようなものだったのでしょうか。

戦後、アメリカで急増! 新感覚の映画館

戦後、アメリカで急増! 新感覚の映画館

ドライブインシアターとは、車に乗った状態で映画を鑑賞するという屋外式の映画館です。広い敷地の奥側に巨大なスクリーンが1つ設置されてあり、観客は自分の車で来場し、スクリーンの前に車を停めて鑑賞します。車のFMを入口で指定されたチャンネル(劇場が作品の音声を発信)に合わせることで、音声を聞くことができます。

飲食や喫煙、会話や携帯電話の使用もOKと自由度が高いのも魅力。また、料金も通常とは異なり、1名単位ではなく車1台あたりで支払う設定。つまり、乗車人数が多いほどお得に鑑賞できるというわけです。

ドライブインシアターが最初に登場したのは、1933年、 アメリカのニュージャージー州でした。その後、1950~1960年代にアメリカで爆発的に増加していきます。

この背景には、車社会の到来と、ベビーブームがありました。ドライブインシアターの利用客で一番多かったのは、小さい子供連れのファミリー層。車の中なら子供が声を出しても周囲に気を遣う必要もなく、安心して映画を楽しむことができたのです。また、若者たちのデートスポットとしても広く利用されました。

しかし、1970年代頃から、カラーテレビやビデオが普及していき、自宅でも映画を楽しめるようになり、ドライブインシアターの数は時代の流れとともに徐々に減ってしまいました。

日本では2010年にすべて閉鎖

日本では2010年にすべて閉鎖

そんなドライブインシアターが日本に入ってきたのは、いまから30年以上前のこと。1981年、千葉県船橋市のららぽーとにできたのが第1号だといわれています。ドライブがてら映画を楽しめるということで、車社会の新しいレジャーとして流行に敏感な若者を中心に人気を集め、1990年頃には日本各地に20か所以上ありました。しかし、天候の影響や陽が沈んでからでないと上映できないという時間の制約、排気ガスほかの環境面の配慮などの理由から、徐々に経営も難しくなっていきました。この頃からシネコンが郊外に次々とでき始め、観客を奪われていったのも原因のひとつです。そして2010年、神奈川県のドライブインシアター大磯が閉館したことで、日本からドライブインシアターは姿を消してしまいました。

時代の流れとともに一大ブームを築いたユニークなスタイルの映画館、ドライブインシアター。現在はアメリカの一部に残っているほか、イベントなどで臨時に設置され、楽しまれることもあります。