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シネコンの進化と淘汰



1990年代、日本にシネマコンプレックス(シネコン)が次々と登場したことで、再び映画が注目されてきました。このため、従来の映画館にも変化が現れるようになりました。

老舗映画館のシネコン化

老舗映画館のシネコン化

郊外を中心に始まったシネコンブームは、全国各地を巻き込んでいき、2001年頃からは、大都市の老舗映画館もシネコンに形態を変えて運営することになっていきます。例えば、東京・有楽町の日本劇場は他2館と合併して日劇PLEX(現在はTOHOシネマズ日劇)へ、大阪・梅田の北野劇場は他4館と合併してナビオTOHO PLEX(現在はTOHOシネマズ梅田)へリニューアル。

また、その他の従来の映画館も、施設の老朽化やシネコンに客足を奪われていったことで、運営が難しくなり、惜しまれつつも次々と閉館していきました。こうした日本映画の創成期を支えた老舗の映画館の変貌や、全盛期を支えた映画館がなっていくことは、映画ファンだけでなく多くの人に衝撃を与えました。

観客を取り込め! シネコン戦国時代に突入

観客を取り込め! シネコン戦国時代に突入

もはや勢いがとまらないと思われたシネコンの増加ですが、近年は失速気味にあるようです。2009年にはシネコンの数の増加は10未満にとどまり、2011年にはついに減少してしまいました。

いったいどうしてなのか。最大の理由は、シネコンの数が増えすぎてしまったことです。じつは、この10年間、映画館への年間入場者数は1億6,000万人前後でほぼ推移がありません。にもかかわらずシネコンは増加していくことで、近隣の施設と客を奪い合うことに。その結果、撤退しているところもあります。そのひとつが2007年12月に開館したシネマックス足利です。市内の活性化を期待されていましたが、隣接する佐野市、太田市にも既にシネコンが存在していたため苦戦を強いられることに。思うように客足が伸びず、わずか1年3ヵ月後に閉館となりました。

また、ホームシアターの設備の向上により、DVDレンタルやインターネットでのオンデマンド配信などを使って家庭で映画が楽しめるようになったことや、観客の映画館離れも深刻だとも言われています。

シネコン戦国時代に突入した現在。生き残りをかけて、各地のシネコンでは差別化をはかるためにさまざまな取り組みが行われています。上映機材のデジタル化をいち早く進めたり、スポーツ中継や音楽ライブのパブリックビューイングなど映画以外のイベントを行うところも。また、新宿ピカデリーでは貸切の個室で鑑賞できる3万円のペアシートというユニークな座席も発売しています。